謙徳[語句情報] »
謙徳
「謙徳〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
謙徳の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「野分」より 著者:夏目漱石
匠の云う通りになる。趣味は茶の湯より六《む》ずかしいものじゃ。茶坊主に頭を下げる
謙徳《けんとく》があるならば、趣味の本家《ほんけ》たる学者の考はなおさら傾聴せね....
「法窓夜話」より 著者:穂積陳重
するに至った次第を記した文章は、実に情義並び至っておって、一方においては婦女子の
謙徳を現わし、他方においては凛乎《りんこ》たる貞烈の思想を示すものである。夫人は....
「梅津只円翁伝」より 著者:杉山萠円
野村望東尼は尚|赫々たる光輝を今日に残している。しかも我が梅津只圓翁の至純至誠の
謙徳は、それ等の人々よりも勝れていたであろうに、何等世に輝き残るところなく黙々と....