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講師
「講師〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
講師の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「邪宗門」より 著者:芥川竜之介
には、礼盤《らいばん》を中に挟《はさ》みながら、見るも眩《まばゆ》い宝蓋の下に、
講師|読師《とくし》の高座がございましたが、供養《くよう》の式に連っている何十人....
「後世への最大遺物」より 著者:内村鑑三
私は考えます。それでキリスト教の演説会で演説者が腰を掛けて話をするのはたぶんこの
講師が嚆矢《こうし》であるかも知れない(満場大笑)、しかしながらもしこうすること....
「婦系図」より 著者:泉鏡花
粋な兄哥で、鼻唄を唱えばと云っても学問をするのでない。以前早瀬氏が東京で或学校に
講師だった、そこで知己の小使が、便って来たものだそうだが、俳優の声色が上手で落語....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
学からの招聘を辞退して一八九一年故国スウェーデンに帰り、ストックホルム工科大学の
講師となり、後にそこの教授となった。一九〇五年にはまたベルリンからの招聘があった....
「寒の夜晴れ」より 著者:大阪圭吉
山間部に新しく開校された農学校へ、学務部からの指命を受けて学期末の一ヶ月を臨時の
講師に出掛けていたのだった。その農学校は二十五日から冬の休暇に入る予定であった。....
「金魚撩乱」より 著者:岡本かの子
返しながら、いろいろ探りを入れるのであった。幹事である兄に勧めて青年漁業講習会の
講師に復一を指名して出崎の村へ二三日ばかり呼び寄せようとしてみたり、兄の子を唆か....
「青蛙堂鬼談」より 著者:岡本綺堂
校を出るとすぐに郷里へ帰った。赤座の郷里は越後のある小さい町で、彼の父は○○教の
講師というものを勤めていて、その支社にあつまって来る信徒たちに向ってその教義を講....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
よいよそれを怪しんだが、さてその子細はわからなかった。 その夜の夢に、神は寺の
講師に告げた。 「われは天符を受取って、それに因るとこの城中の者はみな死すべきで....
「二十五年間の文人の社会的地位の進歩」より 著者:内田魯庵
り仆れたりしたか解らぬ。二十五年前には大外交家小村侯爵はタシカ私立法律学校の貧乏
講師であった。英雄広瀬中佐はまだ兵学校の寄宿生であった。 二十五年前には日清、....
「四次元漂流」より 著者:海野十三
するんだ」 「そんなむずかしいことができるもんか」 「そうでもないよ。蜂矢探偵を
講師によんで、彼から教わるんだ。彼はなかなか幽霊学にはくわしいらしい」 「われわ....
「アド・バルーン」より 著者:織田作之助
を喋るのか、喋り方を見てやろうと思いながら、はいって聴きました。そして、二人目の
講師の演説が終った時には、もともと極端に走りやすい私はもう禁酒会員名簿に署名をし....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
のかというと、王立協会の幹事との間に作成された覚書の今に残っているのによると、「
講師や教授の講義する準備をしたり、講義の際の手伝いをしたり、器械の入用の節は、器....
「二葉亭余談」より 著者:内田魯庵
度音楽会へ誘って見たが、「洋楽は真平御免だ!」といって応じなかった。桜井女学校の
講師をしていた時分、卒業式に招かれて臨席したが、中途にピアノの弾奏が初まったので....
「飛騨の怪談」より 著者:岡本綺堂
かった。人々も耳を澄していた。 「何でも西暦千七百二十年頃の事だ。プットバリーの
講師にレヴェレンド・シメオン・ピジョンと云う人があった。この人の邸で屡々家禽を何....
「西航日録」より 著者:井上円了
三十日、東京より飛報あり。曰く、十二月十三日、官報をもって文部省より、本館倫理科
講師所用の教科書に関し、教授上不注意のかどありとて、教員認可取り消しの厳命あり云....