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講習会
「講習会〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
講習会の前後の文節・文章を表示しています。該当する14件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「振動魔」より 著者:海野十三
地に仮泊して、子供たちの面倒をみていた。一方雪子夫人は、東京の郊外を巡回する夏期
講習会の幹事として、毎日のように、早朝から、郊外と云っても決して涼しくはない会場....
「自叙伝」より 著者:大杉栄
最後の三度目に、また突然と礼ちゃんが現れて来た。 ある日僕は、僕がフランス語の
講習会をやっていた牛込の芸術倶楽部へ行った。そして僕が借りていた一室のドアを開け....
「金魚撩乱」より 著者:岡本かの子
断を繰り返しながら、いろいろ探りを入れるのであった。幹事である兄に勧めて青年漁業
講習会の講師に復一を指名して出崎の村へ二三日ばかり呼び寄せようとしてみたり、兄の....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
を振り返って見た。松本まで彼が動いた時は、ちょうどこの時勢に応ずる教育者のための
講習会が筑摩県主催のもとに開かれているおりからであった。松本宮村町|瑞昌寺、それ....
「手術」より 著者:小酒井不木
で御座います。 それはある夏のことでした。毎年、夏期には、教室で、産婦人科学の
講習会が開かれますが、その年も凡そ二十五六人の聴講生が御座いました。聴講生と言い....
「愛と認識との出発」より 著者:倉田百三
索をなしつつある哲学者はまことに少ない。まれに出版される書物を見れば通俗的な何々
講習会の講演の原稿が美装を凝らして現われたのにすぎない。著者の個性のあらわれた独....
「めでたき風景」より 著者:小出楢重
を思い出していけない。 去年の夏は紀州の大崎という片田舎の漁村へ、研究所の夏季
講習会があったので生徒とともに出かけてみた。 ところがその宿の便所というのが、....
「油絵新技法」より 著者:小出楢重
う便利な話がこの世に本当に存在するとは私には信じられない。もっとも一週間速成油絵
講習会といった風の事を企てる香具師もあるだろうけれども、先ず正直な処さような話し....
「獄中消息」より 著者:大杉栄
れたような様子だが、もしそうだったらわびをして置いてくれ。 エスペラントの夏季
講習会はどうしたろう。 電車の刑を執行されても、巣鴨へ行くようなことはない。み....
「呉秀三先生」より 著者:斎藤茂吉
ある時また私は、『人体ノ形質生理及ビ将護』という合本講義録を買い得た。どこの
講習会で講ぜられたものか。明治何年ごろに講ぜられたものか。もはや今の私には分から....
「勉強記」より 著者:坂口安吾
あったのである。 締切の日、彼は思いきって、丸ビルへでかけて行った。そうして、
講習会場の入口へ来て、再び決心がつきかねて、三度その前を往復した。トルコ人が、彼....
「光は影を」より 著者:岸田国士
なんの関係か、上京の毎にしげしげこの旅館に宿をとり、そこから、お茶の水や竹早町の
講習会場へ通つたのだという、問わず語りの話を聞いたことがある。 京野等志が、そ....
「米国巡回文庫起源及び発達」より 著者:佐野友三郎
を特許することあり。しかしてその期限は、学校にありては当該学年間、その他の研究会
講習会の類にありては、その会期間とし、いづれも、毎二十五冊に対し、手数料として一....
「雷門以北」より 著者:久保田万太郎
災後まだかたちだけしかない裏門の「聖典講座」「日曜講演」の掲示に立交る「子供洋服
講習会」の立札を見出したとき、わたしの感懐に背いていよ/\「時代」の潮さきに乗ろ....