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講読
「講読〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
講読の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
常に大切な(?)先輩と云わねばならぬ。 帰朝者の彼を取りまいてアリストテレスの
講読会が始まった。私もそこへ顔を出した。この会合には三木にとっては或る特別な意味....
「辞典」より 著者:戸坂潤
極めて明かで、主に学校乃至大学に於ける教育に就て云えば、講義・演習・ゼミナール・
講読・其他のアカデミー的形態自身がすでにジャーナリズムの一部分であることを示して....
「マーカス・ショーとレビュー式教育」より 著者:寺田寅彦
る。たまたまレビュー式でない雑誌はあるが、そういうのは特別な関係の誌友類似の予約
講読者のあるものに限るので、一般大衆を相手にするものは出来るだけレビュー式編輯法....
「妾の半生涯」より 著者:福田英子
児は狼狽《ろうばい》して悉《ことごと》く遁失《にげう》せ、またある時は幼時かつて
講読したりし、『十八史略』中の事実、即ち「禹《う》江《こう》を渡る時、蛟竜《こう....
「銅銭会事変」より 著者:国枝史郎
かり没頭せしめた。 しかるに最近事件が起こった。近習山村彦太郎が、三河風土記を
講読した。すると家治は慨嘆した。「俺は今までこんないい本が、世間にあろうとは思わ....
「古寺巡礼」より 著者:和辻哲郎
かな初夏の太陽が、その恵み深い光と熱とを注いでいたのである。 開眼の式がすむ。
講読がおわる。種々の楽が南門柱東を過ぎて参入し、堂前を二度回って左右に分かれて立....