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謳い
「謳い〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
謳いの前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「仮装人物」より 著者:徳田秋声
を、部屋一杯にひろげていたし、一度はベッドの上から手拍子を取って、いつもの童謡を
謳いながら、瑠美子を踊らせていた。看護婦や宿直の若い医員だちを呼び集めて、陽気に....
「新世帯」より 著者:徳田秋声
美しく輝いていた。 盃が一順廻った時分に、小野がどこからか引っ張って来た若い謡
謳いが、末座に坐って、いきなり突拍子な大声を張り揚げて、高砂を
謳い出した。同時に....
「足迹」より 著者:徳田秋声
どがそっちから聞えて、うるさく手が鳴った。誰かが、「ちょッ」と舌うちして、鼻唄を
謳いながら起って行った。お庄も寒い外の風に吹かれながら鼻頭を赤くして上って来た客....
「藤村の文学にうつる自然」より 著者:宮本百合子
れてはいないようである。様々の複雑なものが絡み合っているであろう。けれども詩では
謳い切れず、表現しきれぬものが、社会生活から彼の精神に呼びかけるようになって来た....
「踊る地平線」より 著者:谷譲次
て、金の鎖を蔓に持ったフロリダ黄蘭のように宙乗りをして、そこから静かに得意の夢を
謳いつづけていた。休憩椅子は海老茶の天鵞絨の肌をひろげて、傍へ来る女の腰をしっか....
「飛騨の怪談」より 著者:岡本綺堂
其晩は好い月夜で二三町先まで能く見える。祖父さんは少し酔っていたので、何か小唄を
謳いながらぶらぶら出て来た。猿のような、小児のような者で、矢はり真直に立って歩い....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
れている。 策ヲ帝閣ニ献ジテ 達スルヲ得ズ 豈、生還ヲ期セン などと、頼山陽は
謳い上げた。しかし、玉座を拝して、やがて花山院をさがって行った姿には、どこにもそ....