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識語
「識語〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
識語の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
云い表わし方から云って決して社会階級などではなく、従って「知識階級」という俗流常
識語がいかに不当であるかということは、判り切った誰でも知っている点なのだが、処が....
「認識論とは何か」より 著者:戸坂潤
と考える。いや、之こそ抑々認識論なるものの実地の第一歩でもあるのだと云いたい。常
識語は現象の表面を匍匐するか、偶然な内容を固執する。ジャーナリズムと云えば、悪く....
「思想としての文学」より 著者:戸坂潤
れ淘汰され陶冶されたものに他ならない。それは極めて精細に而も眼界広く精練された常
識語以外の何ものでもないのである。ただ日常語はこの常
識語を極めて常識的に無責任に....
「八犬伝談余」より 著者:内田魯庵
禽鏡』の(本文は失明以前の筆写であっても)失明の翌年の天保五年秋と明記した自筆の
識語を見ても解る。筆力が雄健で毫も窘渋の痕が見えないのは右眼の失明が何ら累をなさ....