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警備
「警備〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
警備の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
、当放送局は、時局切迫のため、陸軍省令第五七〇九号によりましてこの時間から、東京
警備司令部の手に移ることとなりました。随って既に発表しましたプログラムは、すべて....
「間諜座事件」より 著者:海野十三
きたいと、お願いして置く。さて―― 2 霧の深い夕方だった。 秘密
警備隊員の笹枝弦吾は、定められた時刻が来たので、同志の帆立介次と肩を並べてS公園....
「怪星ガン」より 著者:海野十三
ン人だ。見そこなってもらうまい」 「いや、ガン人なものか、地球人だ。引っ立てて、
警備軍へ渡してくれるぞ」 さすがのガスコも、相手がガン人とわかっては、ピストル....
「宇宙戦隊」より 著者:海野十三
山麓附近を目がけて下りてくるようだ。 「出動――」 帆村は号令をかけた。所員と
警備隊員とは、軍用自動車にとび乗って、街道を全速力で東へ走らせた。 あと一粁ば....
「火薬船」より 著者:海野十三
――というと、そこはちょうど香港を真南に三百五十キロばかりくだった海面であるが、
警備中のわが駆逐艦松風は、一せきのあやしい中国船が前方を南西へむかって横ぎってい....
「崩れる鬼影」より 著者:海野十三
気にかかるのは、谷村博士と黒田警官の行方です。それも今夜は尋ねようがありません。
警備の人々は帽子を脱いでホッと溜息を洩らしました。そして道傍にゴロリと横になると....
「空襲下の日本」より 著者:海野十三
前々からやってある。『東京非常変災要務規定』などいうものが、もう三年も前に、東京
警備司令部、東京憲兵隊、東京市役所、東京府庁、警視庁の協議できまっているんだから....
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
ょうと吹いた。 それに応じて、廊下にどやどやと入りみだれた靴音が近づいてきた。
警備隊員が銃をもって駈けつける音だ。 いまはこれまでと、川上機関大尉は観念した....
「空襲警報」より 著者:海野十三
起しました。銃後にある忠勇なる国民諸君も、十分沈着元気に協力一致せられて、防護に
警備に、はたまたその業につくされ、もって暴戻なる外国S国軍の反撃に奮励していただ....
「キド効果」より 著者:海野十三
執るべき手段は至極明瞭だった。 果然、列車が興安駅に著くか著かない裡に、早くも
警備軍の一隊がドヤドヤと車内に乱入すると、矢庭に全員の自由を拘束してしまった。 ....
「おびとき」より 著者:犬田卯
たっけよ。一枚はこう毛のもじゃもじゃした頭巾みてえなもの冠って、剣付鉄砲かかえて
警備についていっとこだっけが、一枚は上等兵の肩章つけた平常の服のだっけよ。眼がば....
「荒蕪地」より 著者:犬田卯
とうとうその始末にいけない朱印の文書を受取らされた一人であった。彼は北支で鉄道の
警備に任じている忰へ古谷からの借金についてのあの手紙を出して間もなく、その配達に....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
休止せる所あり、物価もその供給を欠けるために騰貴をきたせり。各停車場内には兵隊の
警備せるあり、あたかも戦場に入るがごとき形勢なり。しかれども、労働者の暴行なきは....
「透明人間」より 著者:ウェルズハーバート・ジョージ
す」 博士が警察署をでると、外には夕闇がせまり、夜になろうとしていた。街角には
警備のひとが立ち、三人四人と隊を組んだ見張りの者が、町の通りをあるきまわっていた....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
というものは比較されて見た時にはっきりとその真価が分る。北清事変で各国の軍隊が各
警備の縄張りをきめたこの時ほど西欧の軍隊の野獣的なる行為に比べ皇軍の仁愛あふるる....