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警務
「警務〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
警務の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「予が半生の懺悔」より 著者:二葉亭四迷
塩《うらじお》から満洲に入《い》り、更に蒙古に入《い》ろうとして、暫時《しばし》
警務学堂に奉職していた事なんぞがある。 が、これは外面に現れた事実上の事だ。そ....
「第五氷河期」より 著者:海野十三
ばかり大きい。 この四人は、一人は、警視庁の精神病部長の馬詰博士、他の一人は、
警務部長の多島警視、もう一人は、総監と同郷の帝大理学部教授の青倉博士、残りの一人....
「鍵から抜け出した女」より 著者:海野十三
しているのだった。 「布告を読みあげる。――」と、森虎造の横に掛けていた金ピカの
警務署長らしいのが立ち上った。 「先刻、精神病院から、凶悪な患者が脱走した。年齢....
「支倉事件」より 著者:甲賀三郎
問を申請したのであるが、庄司氏は署長より後に警視庁に入り、官房主事となり、転じて
警務部長の要職を占め、多忙を極めていたので、そう云う事が理由になったのか、それと....
「見えざる敵」より 著者:海野十三
。部屋には内側からチャンと鍵がかかっているのに、どうされたんでしょうか。これから
警務部へ電話をして、警官に来て貰おうと思っていたところです」 「なんでもいいから....
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
てあったのに、これを見ると、誰かスパイをはたらいている奴があるんだぞ。お前、すぐ
警務班長を呼んでくれ。そして、飛行島内を大捜索するんだ。この秘密通信は、どうせ短....
「世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
検閲が厳重になったことは最近社会の各方面で物議をかもしている。内務省では警保局長
警務課長以下が協議した結果、大体次のような検閲方針に決定したそうだ。第一には、皇....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
る警察外的必要が、個人のものであるか組織的なものであるかに過ぎない。 警視庁の
警務課長武内某氏は、××××と通謀したという嫌疑で検事局の召喚を受け、遂に辞表を....
「南島譚」より 著者:中島敦
民間の勢力争いや個人的反感などを巧みに利用して、着々と摘発検挙をすすめて行った。
警務課にいる一人の知人から偶々《たまたま》私は妙な話を耳にした。かのマルクープ爺....
「沙漠の古都」より 著者:国枝史郎
巧妙というよりも奇怪であった。その一例を上げて見れば、ある白昼のことであったが、
警務庁の敏腕の班長が、二人の部下を従えて、繁華な灘子街を歩いていた。街路の両側の....
「暗号舞踏人の謎」より 著者:ドイルアーサー・コナン
かにそうした理由を暗示しているものだからね。それで私は、私の友人でニューヨークの
警務局の、ウィルソン・ハーグレーブに、海底電信を打ってやったのです。この男はたび....
「環礁」より 著者:中島敦
レオンを召捕りに来たのは、この少年に改悛《かいしゅん》の情無しと見たパラオ支庁の
警務課が、彼の流刑の期間を延長し、その上|流竄地《りゅうざんち》をS島よりも更に....
「子規居士と余」より 著者:高浜虚子
あった。栗本勇之助君は今は大阪の弁護士、金光君は今は亀山姓を名乗って台湾総督府の
警務総長、虎石君は岡崎中学校の教授、武井君は京都高等女学校の校長、林、大谷、岡本....
「二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
の支那語を勉強するツモリであったのである。幸い旧語学校の同窓の川島|浪速がその頃
警務学堂監督として北京に在任して声望隆々日の出の勢いであったので、久しぶりで訪問....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
京入城の日であった。日本軍は朝陽門より守備兵の抵抗を排除して先ず入城、順天府署に
警務所を設け、当時公使館附武官であった柴五郎大佐が
警務長官となった。 柴大佐は....