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警視総監
「警視総監〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
警視総監の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「外套」より 著者:ゴーゴリニコライ
れてしまったこと、それで今日お邪魔したのは、御斡旋をねがって、何とかして、その、
警視総監なり誰なり、しかるべき筋と打合わせて、外套を探し出していただきたいがため....
「鼻」より 著者:ゴーゴリニコライ
―が、やはり鼻はなかった! 彼はさっそく着物を持って来させて着換をすると、真直に
警視総監の許へ行こうと表へ駆け出した。 ところで、これが一体どんな種類の八等官....
「深夜の市長」より 著者:海野十三
総長によろしくとかいうのなら分っているが総監閣下へよろしくは無い。どうやらそれは
警視総監のことを云っているのだろうが、市長さん狼狽したりと雖も、管轄を間違えると....
「地中魔」より 著者:海野十三
のを慨いていた。 怪盗「岩」 「岩が帰ってくるそうじゃ」 そういったのは
警視総監の千葉八雲閣下だった。 「なに、岩が、でございますか」 とバネじかけの....
「海底大陸」より 著者:海野十三
警視庁の有名なる探偵スミス警部も乗っていた。 スミス警部は、出発にさきだって、
警視総監から激励のことばをうけた。 「――なにしろ、世界一のクイーン・メリー号が....
「支倉事件」より 著者:甲賀三郎
私が出獄さして頂けば、弁護士初め勝尾警部、神戸牧師、佐藤司法主任、庄司署長、八田
警視総監等に会うて甘く局が結べるようにさせて頂きます。私は此処に繋がれて居りまし....
「爆薬の花籠」より 著者:海野十三
みなさんにお知らせしたい。 帆村荘六は、今、愛宕山の上に立っている。そこには、
警視総監をはじめ、例の田所検事やその他、要路のお歴々が十四、五名もあつまり、まっ....
「江戸か東京か」より 著者:淡島寒月
、難儀の趣を訴えて、昼夜の見廻りが出来、その大取締が庄内の酒井左右衛門尉で、今の
警視総監という処なのです。このポリスが出来るまでは、江戸中は無警察のようでした。....
「火星兵団」より 著者:海野十三
ってみてよかった。これまでに手がけた事件とちがって、全く妙ちきりんな事件である。
警視総監も、さぞ驚かれることであろう。
課長の乗った自動車は、お濠を右に見て、....
「茶番に寄せて」より 著者:坂口安吾
本来笑いの合理性を掟とし、そこを踏み外してはならないのである。 道化の国では、
警視総監が泥棒の親分だったり、精神病院の院長先生が気違いだったりする。そのとき、....
「外務大臣の死」より 著者:小酒井不木
床の上に仰向に斃れていたのである。 丁度その時、外相は、首相と、米国大使と、I
警視総監と四人で雑談に耽っていたのであるから、いわば外相暗殺は、皮肉にも
警視総監....
「紫外線」より 著者:小酒井不木
田さんが預かることにして侯爵邸を出て、自動車を警視庁に走らせ、小田刑事の骨折りで
警視総監から許可を得て、日の暮れ方に、木村病院に駆けつけました。 木村病院の応....
「二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
勇よりも信頼されて事実上軍務をも帯びていた。随ってこれを統率する川島の威権は我が
警視総監以上であって、粛親王を背後の力として声威隆々中外を圧する勢いであった。 ....
「四十年前」より 著者:内田魯庵
志士論客は三日の間に帝都を去るべく厳命された。明治の酷吏伝の第一頁を飾るべき時の
警視総監三島|通庸は遺憾なく鉄腕を発揮して蟻の這う隙間もないまでに厳戒し、帝都の....
「フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
った。S君がヘルメットにステッキで、硬直しきりの、後ろからどっかの国の侍従武官兼
警視総監というところだ。踊ったなんて絶対秘密になさいと、帰りに耳うちした。」 「....