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「議事〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

議事の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
人造人間殺害事件」より 著者:海野十三
く》と円卓子《まるテーブル》の囲《まわ》りをとりかこんだ。首領が立って説明した会議事項は、亜細亜《アジア》製鉄所に、空前の盟休《めいきゅう》が起ろうとしているこ....
国際殺人団の崩壊」より 著者:海野十三
頭がみえていた。 会合は、科学協会としての例月の打合わせ会であったのであるが、議事が一ととおり済んでしまうと、鬼村博士が、やおら、ずんぐりと太い身体をおこして....
近時政論考」より 著者:陸羯南
議場において身に適するの地位なきを知る、議題は予これを詳悉するを難んぜず、しかも議事規則に至りては毫も会得するところあらず、予は会長としてこれに注意せざるにあら....
海底都市」より 著者:海野十三
じめトロ族の代表者たちが、いよいよ会談を始めることを承知した。 会議場は、市会議事堂であった。 海底都市側では、市長をはじめ七名の最高委員たちが出席した。 ....
金属人間」より 著者:海野十三
れとんで、金属Qの行方をたずねまわる。 「いました。金属Qらしい長マントの怪人が議事堂の塔の上にいます」 「なに。議事堂の塔の上に怪魔がいるというのか」 長戸....
棺桶の花嫁」より 著者:海野十三
小生意気な生徒たちの口を黙らせてしまったのである。 空虚の棺桶は、ローマの国会議事堂前へなぞらえた壇の下に、据えられていたが、これはふたたび女生徒に担がれて講....
街はふるさと」より 著者:坂口安吾
ないが、雄大な新たな自己が生れつゝあることを知って、満足した。 「山手を走って。議事堂へんね」 そして放二の社へ辿りついたときには、晴れ晴れとした自分を見出す....
貞操問答」より 著者:菊池寛
持さえ、胸に湧いて来た。 珍しく、十二時近くまで、スワンで過ごして、日比谷から議事堂横を、自動車で走り過ぎながら、前川は幾年ぶりかに、生甲斐のあるような楽しさ....
独房」より 著者:小林多喜二
見ると、一緒の同志が「出たら、第一番に活動を見たいな。」と云った。 時代錯誤な議事堂の建物も、大方出来ていた。俺だちはその尖塔を窓から覗きあげた。頂きの近いと....
」より 著者:犬田卯
内務省へ行って帰った村長から、陳情団員の笑話など聞かされてそれでお終いであった。議事といえば村社修復後の跡始末――木材や竹切がまだ残っている、あいつを早く片付け....
欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
。 法王の下には、法王の大臣参議もしくは顧問官とも称すべきもの数十名、相会して議事を開く。その人員一定せずといえども、たいてい七十名をもって限りとす。その名を....
南半球五万哩」より 著者:井上円了
て、成功の彼岸を見るに至るまでの苦心は思い知るべし。氏の案内により公園を一過し、議事堂、博物館、礼拝堂等を外部より一覧して、レストランに入り午餐を喫し、閑談数十....
空中征服」より 著者:賀川豊彦
をしてもらうことになった。 呼鈴が鳴って、八十人近くの市会議員がゾロゾロと市会議事堂に入った。みな煤煙に焦たような顔をして、少しも生々したところがない。たとえ....
まあまあ居士の弁」より 著者:浅沼稲次郎
我々を排撃したボストンを選挙区にもつ議員も起って歓迎の辞を述べ、更に我々の名前を議事録にのせることを可決、またお互いに意見を述べ合うために二十分ほどの時間を与え....
春雪の出羽路の三日」より 著者:喜田貞吉
いがあるかも知れぬ。精しいことは同君の御執筆を煩わす約束である。 今日いよいよ議事堂で山形県史蹟名勝天然紀念物の調査会が開かれた。内務省から理学博士三好学君が....