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「議会政治〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

議会政治の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
思想と風俗」より 著者:戸坂潤
することが自由主義になったり、ヒューマニティーの強調が人間学(主義)になったり、議会政治の尊重が議会主義になったり、経済活動の充実が組合主義になったりするように....
近世快人伝」より 著者:夢野久作
試みた者は、所謂、薩長土肥の藩閥諸公であった。その藩閥政治の弊害を打破るべく今の議会政治が提唱され初めたものであるが、そもそもその薩長土肥の諸藩士が、王政維新、....
現代史の蝶つがい」より 著者:宮本百合子
は、婦人と政治的自覚について話し、彼女の見たアメリカの選挙を手本とした。民主的な議会政治では議席を多くしめる政党が政策を実現できる。どんなに立派な政策をもってい....
日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
の世界になったと一時云われた。けれども、ブルジョア政党政治の必要が強調されたり、議会政治の悪化が説き始められたりするようなブルジョア政治上の行動乃至思想の動きは....
現代哲学講話」より 著者:戸坂潤
だから実際、ファシズムと云えば、人々の常識は何よりも先に、ブルジョア民主主義乃至議会政治の否定とか、政治団体的暴力とか、を思い起こすのである。ファシズムは一つの....
世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
ように見える既成政党を決して無視は出来ない。だが実は今日行なわれる政党との妥協や議会政治の尊重そのものが、実はこの落ちつくべき処に落ちついた「革新」の形態に必要....
現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
一二の言論は遂に思想の趨く処を掣肘することは出来ない。だが最近の所謂軍部案による議会政治否定説に刺激されて、民政、政友、社大、の諸党が反ファッショの気勢をその言....
旧聞日本橋」より 著者:長谷川時雨
、父祖《ふそ》みな、町人と賤《いや》しめられてきた長い長い殻《から》を破りうる、議会政治をむかえるため、ここに新憲法の成立発布を、どんなにどんなにか祝したく思っ....
傷痕の背景」より 著者:豊島与志雄
そこに機構的矛盾がある。また、ファシズムは、それ自身の独裁を目的とする。随って、議会政治の無用――立法権に対する執行権の優越を、肯定するものである。然るに、それ....
安吾巷談」より 著者:坂口安吾
国である。 日本人の生活水準の向上ということは、いかなる独裁政党が勝利を占め、議会政治を否定し、特権階級を亡し、民族独立して強力な独裁政治をほどこしても、どう....
次郎物語」より 著者:下村湖人
本には、憲法というものがあるからね。」 「ぼくは、政党がこんなに堕落していては、議会政治なんかだめだと思うんです。」 「なるほど。」 と、田沼先生はまじめにう....
役人の頭」より 著者:末弘厳太郎
が進んで「人間」に近づくことを考えました。その考えが制度になって現われたものが、議会政治であり陪審制度であり、またなにびとといえどもすべていかなる役人にもなりう....
浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
さかでないということを申し上げておきたいと思うのであります。(拍手) 第四は、議会政治のあり方であります。さいきん数年間、国会の審議は、ときに混乱し、ときには....
俗臭」より 著者:織田作之助
ともないというのが本当らしいのである。が兎に角、彼はまるで口笛を吹くような調子で議会政治を論じ、序でに国策の機微にも触れ、いってみれば一角の政客の風格を身辺に漂....
思想議会たるを知れ」より 著者:戸坂潤
いて、如何に大胆率直に批判を下し得るかを、支配者と民衆とに知らせることは何よりも議会政治の恢復にとってモーラルサッポートを獲得する所以なのである。政党はそうした....