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議場
「議場〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
議場の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「深夜の市長」より 著者:海野十三
え」 「ハア、市庁へですか」 「そうだ、市庁へ行って、あすこの事務管掌といわず、
議場その他、内部の構造物も一と通り見学して来たまえ。どうせそのうちに行かにゃなら....
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
の新規約も八分通り片がついた今日になって、会議から帰途についた総領事の自動車が、
議場の門から二百|米ほど行ったところで物蔭にひそんでいた○国人約十名よりなる一団....
「近時政論考」より 著者:陸羯南
、しかしてただその精神を尋繹せり」と。ボルドー議会の会長たるとき、いわく、「予は
議場において身に適するの地位なきを知る、議題は予これを詳悉するを難んぜず、しかも....
「怪星ガン」より 著者:海野十三
いか。 奇怪なるこの大暗黒の秘密は何? 真相不明 司令艇の操縦席が、会
議場になってしまった。 最高幹部と、本艇内にいて、科学技術をたんとうする十二人....
「海底都市」より 著者:海野十三
ンドリ氏をはじめトロ族の代表者たちが、いよいよ会談を始めることを承知した。 会
議場は、市会議事堂であった。 海底都市側では、市長をはじめ七名の最高委員たちが....
「イデオロギーの論理学」より 著者:戸坂潤
は隠される。その代り事物の諸性質の集合意志は性格を代表者として議席に送る。性格は
議場に於てそれが代表する事物の権利を主張する、事物は性格の能力の如何によって夫々....
「異国食餌抄」より 著者:岡本かの子
なくても済むからである。 ルクサンブルグ公園にある上院の正門の筋向いにあって、
議場の討論に胃腑を空にした上院議員の連中が自動車に乗る面倒もなく直ぐ駈けつけるこ....
「鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
気者であったから、度々怒鳴り付ける、一方には反動的にいう事を聞かないという風で、
議場が度々騒いだ。そこへ私が巧く投じて双方を緩解したので、意外に衆望が私に帰して....
「条件反射」より 著者:豊島与志雄
負を披瀝するのは、そしてそれに対して神聖公平な討議を行うのは、平素のことだ。一度
議場に臨めば、党争が凡てを支配する。ただ戦術あるのみだ。戦術は直接法現在を基調と....
「議会の印象」より 著者:寺田寅彦
んだものと見える。私は到底堪え切れなくなって席を立った。N君がこれからもう一つの
議場へ行こうというのを振り切って出口へ出た。N君が帽子と外套を取って来てくれる間....
「議会見物」より 著者:佐藤垢石
|劈頭社大の浅沼が管を巻いてかかると、小山議長は昂然として浅沼に一撃を加え、騒ぐ
議場を尻目にして日程変更を宣した。 人間は、偉くなってしまえばなあ、と思った。....
「エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
て彼女は彼をアイルランド総督に任命するものであると。――勝利に気負う大股で、彼は
議場を出ていった。そして同じく――けれどもこれはよたよたの足どりと、静かな淑やか....
「空中征服」より 著者:賀川豊彦
由で馬造と呼ばれている)が議長席についた。 そして、煤煙防止の提案がまず第一に
議場に持出された。 「ただ今、提案の説明を船場君がなさいます」 こう言って、馬....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
治のあり方であります。さいきん数年間、国会の審議は、ときに混乱し、ときには警官を
議場に導入して、やっと案の通過をはかるというようなことさえ起こりました。いったい....
「まあまあ居士の弁」より 著者:浅沼稲次郎
ては上院議長―副大統領バークレー氏更には下院議長にも会う機会があったが、上院では
議場内を通ってその後方に席を与え、先ず議長が一々我々を紹介し歓迎の辞を述べ、更に....