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「議政〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

議政の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
吾輩は猫である」より 著者:夏目漱石
焦《あせ》ったって片付く事があるものか。寡人政治《かじんせいじ》がいかんから、代議政体《だいぎせいたい》にする。代議政体がいかんから、また何かにしたくなる。川が....
近時政論考」より 著者:陸羯南
西洋より帰りたる人々なり。第二種の論者よりは幾分か多くの洋籍を繙き、英米学者の代議政体論、議院政治論、憲法論、立法論などは彼らよりも一層精しく講究せり。吾輩はこ....
選挙に対する婦人の希望」より 著者:与謝野晶子
の解散を機会に官僚も党人も国民全体も過去の政争的関係をすべて一擲して、立憲国の代議政治の根本精神に立ち返り、世界の大勢と国家の現状とに考えて日本人全体の生活を一....
婦人も参政権を要求す」より 著者:与謝野晶子
特権的に壟断する政治であって、国民全体の政治とは如何にしてもいわれないのです。代議政治の美名を僭した財閥的専制政治と呼ぶのが至当です。 明治年間に藩閥、軍閥、....
旧聞日本橋」より 著者:長谷川時雨
い人だというのに、こんな芝居めいた所作《しょさ》をするのが、あんぽんたんには、代議政治を委任される代議士というものが、妙なものとして印象された。 深川の木場《....
デイモンとピシアス」より 著者:鈴木三重吉
という町をつくっていました。そこでも市民たちは、やはりみんなの間からいくたりかの議政官というものを選んで、その人たちにすべての支配を任せていました。或とき、その....
ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
、親しい談話のうちでは軽蔑《けいべつ》的な言葉で民衆のことを平気に論じても、一度議政壇上に立つと彼は別人の観があった。頭から出る声を張り上げ、鼻にかかった打ちお....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
の宸翰《しんかん》を下した。そして修道院長の許可状と国王の宸翰との全体は会計院と議政府とにおいて一六五四年に認可された。 以上が、パリーのサン・サクルマンの常....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
いたので、従って漕刑囚人が必要となった。で宰相コルベールは、地方の監察官と諸侯の議政府とに命じて、でき得る限り多くの囚人をこしらえさした。役人らは彼の歓心を求め....
死刑囚最後の日」より 著者:豊島与志雄
、突然哀れっぽい様子をして、神に誓って断頭台を憤る旨を述べた。二日間たえまなく、議政壇上は泣き女めいた長広舌で満たされた。それは一つの哀歌であり、喪の歌であり、....
我が人生観」より 著者:坂口安吾
生方に、天下の政治についてきかれても、イヤア、どうも、ヘッヘッヘ、と答える奴が、議政壇上に立って一席ぶとうという大ゲサな考えを起すことが有りうる道理がないではな....
三十年前の島田沼南」より 著者:内田魯庵
、神|乎愚人乎」とその後しばしば私に話したが、私にも実はマダ謎である。 沼南が議政壇に最後の光焔を放ったのはシーメンス事件を弾劾した大演説であった。沼南の直截....
革命の研究」より 著者:大杉栄
いなかったのだ。 みなこの独裁時代の後に革命から生れ出る「建物の冠」として、代議政治を夢みている。みな独裁者の造った法律に対する絶対的服従を教えている。 み....
三国志」より 著者:吉川英治
の勾欄、瑠璃楼の瓦、八十八門の金碧、鴛鴦池の珠の橋、そのほか後宮の院舎、親王寮、議政廟の宏大な建築物など、あらゆる伝統の形見は、炎々たる熱風のうちに見捨てられた....
建国の事情と万世一系の思想」より 著者:津田左右吉
いう方向に進んで来た形跡も見られるし、天皇親政の制が肯定せられながら輿論政治・公議政治の要求の強く現われたのも、またこの意味を含んでいたものと解することができる....