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「議決〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

議決の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
思い出す事など」より 著者:夏目漱石
は寝ている余とは固《もと》より無関係だから、知ろうはずもなかったが、とにかくこの議決が山荘での催《もよお》しに一異彩を加えた事はたしかに違ないと思った。余は風呂....
鎖工場」より 著者:大杉栄
当の代表者を出すことに勉めて、あの会議の多数党となって、そうして俺達の思うままに議決をすればいいんだ。」 「みんなは黙って鎖を造っていればいい。鎖をまきつけてい....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
。その時、諏訪から出張した藩士が樋橋上の砥沢口というところで防戦のことに城中の評議決定の旨を物頭に告げた。東餅屋、西餅屋は敵の足だまりとなる恐れもあるから、代官....
小説 不如帰 」より 著者:徳冨蘆花
「それから赤坂の叔父さんが軍司令官で、宅のおとうさんが貴族院で何億万円の軍事費を議決さして……」 「そうするとわたしはお千鶴さんと赤十字の旗でもたてて出かけるわ....
新女大学」より 著者:福沢諭吉
拘わらず、其規定に対して曾て異論を唱うるものなきのみか、十二議会にはいよ/\之を議決して昨年七月より実施せらるゝことゝは為りぬ。先生は此有様を見て恰も強有力なる....
妾の半生涯」より 著者:福田英子
聳《そび》やかして、挙動穏やかならずと見えしが、果して十五ページ上段七行目の「右議決の旨《むね》を長崎滞在の先発者|田代季吉《たしろすえきち》云々」の処に至り、....
ローマ法王と外交」より 著者:国枝史郎
ない。皇帝は怒ってウォルムスに宗教会議を開催し、グレゴリー七世法王を廃することに議決した。 すると今度はグレゴリー七世が納まらず、ヘンリー四世をローマ教会から....
鉄の規律」より 著者:平林初之輔
儀《よぎ》なきに至りたることを遺憾とす。既に我が党は中央執行委員会にてこのことを議決せり。しかして、最も近き将来においてこの決議を実行することを閣下に声明せんと....
暗黒星」より 著者:黒岩涙香
なおこの上に生存して行くかはた死んでしまうかを投票したならば、必ず満場一致で死を議決するところだろう。もう何の希望も無いのだから、成るたけ早く死ぬるのが、最良の....
欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
は、毎年一回もしくは毎月一回、各寺院の名代人相会して、その宗派上に関する事件を共議決定し、別に管長を置かざる一種の組織なり。スコットランド国教宗、プレスビテリア....
法然行伝」より 著者:中里介山
年の冬、山門大講堂の庭に三塔会合して専修念仏を停止《ちょうじ》すべしということを議決して、座主《ざす》の大僧正真性に訴え申した。 法然はこのことを聞いて、進ん....
国際聯盟とは如何なものか」より 著者:新渡戸稲造
理事会の決議は総会と同じく原則として同会一致を必要とする。表決は一国一票で、議決すればこれを事務局に廻わして実行に当らせる。事務局の総長はこれを関係の部に送....
浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
よってさきに国会が解散され、さらに半年を経ざる今日、同じ理由をもって、総理指名の議決を受けた特別国会を解散するというがごときは、天下の公器たる解散権を自己政党の....
『唯研ニュース』」より 著者:戸坂潤
うに見られる。だが議会に於ける少数の無産派(?)議員を以ってしては実際へは何等の議決上の実力を持たないだろう。それを他にしての政治的機能についてはここでは政治を....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
大体四個の大集団となりつつある事は世人の常識となった。 昭和十六年一月十四日閣議決定の発表に「肇国の精神に反し、皇国の主権を晦冥ならしむる虞あるが如き国家連合....