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護法
「護法〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
護法の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「邪宗門」より 著者:芥川竜之介
が惜しくば、その方どもも天上皇帝に御詫《おわび》申せ。さもない時は立ちどころに、
護法百万の聖衆《しょうじゅ》たちは、その方どもの臭骸《しゅうがい》を段々壊《だん....
「幽霊塔」より 著者:黒岩涙香
う少し真理を愛する様に作り直して来ねば了ません、今の様では縦しや専売特許などの保
護法が備わって居ると云っても、私の様な発明は危険で、顔を出す事が出来ぬのです、だ....
「縮図」より 著者:徳田秋声
られるくらいが落ちで、ずっと下積みになると、行き詰まれば借金の多いところから、保
護法のない海外へ出るよりほかなく、肉を刻まれ骨を舐ぶられても訴えるところがなく、....
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
また他の病室の病人の事も世話をせねばなりませんから、実に苦しゅう御座います。
看
護法の実例なぞは、校長が一々生徒を集めて教えて呉れます。また今は医師が解剖と生理....
「思想と風俗」より 著者:戸坂潤
者御手洗辰雄氏によると、日本は国際スパイがウヨウヨしているから、国民総動員秘密保
護法案は絶対に必要だという(三六年七月『文芸春秋』)。――「日出づる国」というの....
「空襲警報」より 著者:海野十三
ちたらどうすればいいかを知らなかったせいだ。敵機も恐ろしいには違いないけれど、防
護法を知っていたらこんなにはならなかったであろう?) 旗男は心配と口惜しさで、....
「現代哲学講話」より 著者:戸坂潤
件を置くことになるので、夫を有利に利用することはあっても(保護関税・諸種の資本保
護法の如き)、普通の与件の下では――「非常時」は別だ――、決して歓迎すべき事柄で....
「現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
となって、ハッキリ形を現わしたではないか。曰く「不穏文書等取締法」「総動員秘密保
護法」「思想犯保護観察法」がそれだ。どれも〔社会における思想や言論の自由を抑圧す....
「学生と先哲」より 著者:倉田百三
にも有り難き高僧、何の宗か之に比せん。日本国中に宗弘して妨げあるべからず」という
護法の牒を与えた。 けれども日蓮は悦ばず、正法を立せずして、弘教を頌揚するのは....
「「ケット」と「マット」」より 著者:喜田貞吉
た後までも、時に自ら鬼の子孫たる事を認め、或いは他より鬼筋と呼ばれ、或いは狐持、
護法胤などと称せられて、一種の通力を有するものの如く誤解せらるる場合もあるのであ....
「憑き物系統に関する民族的研究」より 著者:喜田貞吉
のだと言われている。これも一と通り聞こえた説明ではあるが、自分は別に本来それが「
護法胤」ではなかろうかと考えているのである。
護法とは仏法の方の術語で、
護法善....
「オシラ神に関する二三の臆説」より 著者:喜田貞吉
してその山に祭る。また同じ道理だ。 先住土人の神を侵入者が氏神として祭り、また
護法神として祭るのも、移住者が夷人の神を家を護るの宅神として祭るのも、その動機は....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
ェで、今のパンチェン・リンボチェの名はキャプコン・チェンボ・チョェキ・ニマ(大主
護法日)という。私の着いた時がちょうど十八歳で生れは未の歳、阿弥陀如来の化身だと....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
ことを望むわれわれは、かかる危険な安保体制とその遂行のために企図されている秘密保
護法、防諜法制定の動きや、警職法改悪にあらわれた国民の基本的人権と自由の圧迫、軍....
「俗法師考」より 著者:喜田貞吉
菩薩と言われたように、特に菩薩号を許されることもある。古くは日本の天神地祇すべて
護法善神の列にあるものと考えられていたが、その中にも特に八幡大神や宗像明神には、....