»
讚
「讚〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
讚の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「フランス哲学についての感想」より 著者:西田幾多郎
ンの純粋持続にまで到ったと考えることができる。メーン・ドゥ・ビランはパスカルが賞
讚するといった 〔ceux qui cherchent en ge'missan....
「美術曲芸しん粉細工」より 著者:阿部徳蔵
壇の花をほめて行つた。もと/\、算盤を弾いてかゝつた仕事でないのだから、かうした
讚辞を耳にしただけでも、もう狐光老の気持は充分に報いられてゐた。そして、『何しろ....
「青服の男」より 著者:甲賀三郎
四々が出来た。 「旦那、大した腕ですなア」 連珠屋は渋面を作りながら、信造を賞
讚した。 信造は得意そうにニヤリと笑って、そのまゝ列を離れて、さっさと行こうと....
「地獄の使者」より 著者:海野十三
大いに敬意を表しているんですよ。あなたがマッチまで持って行かれる着眼の鋭さには絶
讚をおしみませんね」 「ふふふ。それは多分君に褒められるだろうと予期していたよ。....
「愛は神秘な修道場」より 著者:宮本百合子
にし、賢くしてくれる恋愛、それから発足した範囲の広い愛の種々相に対して、私共は礼
讚せずにはいられませんが、無限な愛の一分野と思われる恋愛ばかりを(まして今日世俗....
「新しい潮」より 著者:宮本百合子
の婦人たちは、なにも軍部の侵略計画に賛成していたからでもなければ、某誌の軍国調を
讚美していたからでもないであろう。あのころ、数十万の婦人は、自分たちのふところか....
「呉秀三先生」より 著者:斎藤茂吉
本質を申す者には、同門の先輩中その人に乏しくはない。門末の私が先生について敢て論
讚にわたる言をなすのは、おのずから僭越の誚を免れず、不遜の罪を免れぬであろう。私....
「秋の夜」より 著者:宮本百合子
もに奏でん玉の緒琴 箏の笛 妙なりや秋の夜 心ゆく今の一とき 久遠劫なる月の栄え
讚えんに言の葉も得ず いずのみお我辺かこむ。....
「名古屋スケッチ」より 著者:小酒井不木
ないやうだ。尤も、どの都市にだつて、あの新らしさを売り物にするヤンキーたちの、礼
讚措くあたはざるニユーヨークにだつて、昔の俤は残つて居るから、それは決して質の問....
「青春の息の痕」より 著者:倉田百三
れてくれました。私は宗教的空気のなかに彼女を包んで愛しました。そして彼女とともに
讚美歌を唱い、祈り、食事を共にしました。ああこの五、六日の間私は彼女の単純な自由....
「源之助の一生」より 著者:岡本綺堂
舞台で、大正以後の彼は殆ど惰力で生存していたかの感があった。したがって、今日彼を
讚美している人々の大部分は、その活動時代をよく知らないように思われる。勿論、彼を....
「彼が殺したか」より 著者:浜尾四郎
在学当時から其の美しさは有名なもので、一度彼女を見たものは、凡《すべ》てが彼女の
讚美者となってしまったといってよい位だそうです。それ故、彼女の周囲にはその
讚美者....
「古事記」より 著者:太安万侶
が四つあります。その顏ごとに名があります。伊豫《いよ》の國をエ姫《ひめ》といい、
讚岐《さぬき》の國をイヒヨリ彦《ひこ》といい、阿波《あわ》の國をオホケツ姫といい....
「アラスカの氷河」より 著者:中谷宇吉郎
一といわれている。 氷河の壮大な美しさは、ずっと昔から、文学者や地理学者たちの
讚美の的であった。もっとも、近年までは、一般の人々が近づき得る氷河は、ほとんどア....
「茸をたずねる」より 著者:飯田蛇笏
粂吉は心もち急ぎ足で近寄って来るのを常とする。近寄って来て先ず得物のあったことを
讚歎し、自分も落葉に腰をおろして私にも休憩を勧める。 粂吉は、虚空の日を仰いで....