谷川徹三[語句情報] » 谷川徹三

「谷川徹三〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

谷川徹三の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
思想と風俗」より 著者:戸坂潤
だ。大森義太郎は論理組に這入るのではないかと思う。処がその論理組は誰かというと、谷川徹三・三木清・それに岡邦雄や私だという。併し今の論点から見て、谷川と岡との間....
読書法」より 著者:戸坂潤
アランの名がよく出て来るようになった。愈々人気は極東にまで及んで来たなと思った。谷川徹三氏もどこかで「いまの自分はアランで夢中だ」と書いたようだった。で私はアラ....
今日の文学の鳥瞰図」より 著者:宮本百合子
二年でも三年でも根気よくそれを繰り返すべきであると言っているのである。 評論家谷川徹三氏は、現代の日本では大衆の持っている文化水準と一部の作家が持っている文化....
今日の文学の展望」より 著者:宮本百合子
行って書かなければならない。そう主張するこれらの提唱をやや体系だてたものとして、谷川徹三氏の文化平衡論が現れた。日本の文化の歴史は、その社会的な背景の影響によっ....
偽りのない文化を」より 著者:宮本百合子
がはじめられて、それまでの平和と自由をのぞむ文化の本質が邪魔になりはじめたとき、谷川徹三氏の有名な文化平衡論が出た。日本に、少数の人の占有する高い文化があり、一....
思想としての文学」より 著者:戸坂潤
、仲々いい批評だったと思う。 小林秀雄論で紙数を費して了ったが、実は少なくとも谷川徹三と森山啓とを批評したいと考えていたのである(以下「氏」を省く)。この三人....
世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
には何物かがないとは断言出来ぬ。だが少なくともこの際、それが凡ての実質ではない。谷川徹三氏の批評であったかと思うが、三木清なる学者は、優れた独創家というよりも寧....
社会時評」より 著者:戸坂潤
が不倶戴天の仇敵のように考えている内田百間氏や、山崎静太郎・佐藤春夫・土屋文明・谷川徹三・豊島与志雄等の人々がその内に這入っていた。尤も学部に関係ある人は学部だ....
現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
られた。文学の思想性(例、三木清氏、私など)や作家其の他の教養(長谷川如是閑氏、谷川徹三氏、など)の問題が持ち出された所以である。又青年論(室伏、三木、岡、大森....
あとがき(『宮本百合子選集』第十一巻)」より 著者:宮本百合子
むべし」の全体主義文化政策に知識人が屈従するための合理化となった「文化平衡論」(谷川徹三)。「文学の非力」(高見順)という悲しい諦めの心、或は、当時青野季吉によ....
上海の渋面」より 著者:豊島与志雄
る。 茲に私事をつけ加えれば、私達三人というのは、上海行を共にした加藤武雄君と谷川徹三君と筆者とのことである。谷川君は各種の調査や骨董あさりに疲れながら、上海....
読書遍歴」より 著者:三木清
路実篤氏の新しい村の運動がある。私の友人でやはり京都の哲学科に来ていた一高出身の谷川徹三、日高第四郎、学習院出身で美学を専攻していた園池公功らは白樺派の人々に接....
わが青春」より 著者:三木清
* あの頃一高を出て京都の文科に行く者はなく、私が始めてであった。その後、谷川徹三、林達夫、戸坂潤、等々の諸君がだんだんやってきて、だいぶん賑やかになり仲....
昭和四年の文壇の概観」より 著者:平林初之輔
問題およびその他の問題において、今年の批評界では勝本清一郎、蔵原惟人、岡沢秀虎、谷川徹三の四氏が私の印象には最もあざやかにのこっている。ことにあまり人の注目をひ....
文芸評論の方法について」より 著者:戸坂潤
初から、印象を悠々と追いかけ回している人は、日本の文芸評論家には相当多い。かつて谷川徹三はこのタイプの代表者の一人であった。併し実は彼には初めから或るシステムが....