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谷干城
「谷干城〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
谷干城の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「田原坂合戦」より 著者:菊池寛
あるから、朝野の人心|恟々たるものであったであろう。 熊本城に於ては、司令長官
谷干城少将以下兵二千、人夫千七百、決死して城を守る事になり、あらゆる準備を怠らな....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
なって、すこぶる優待さるるもののように考えた者が多かったとのことである。高知藩の
谷干城のような正直な人はそのことを言って、飛鳥尽きて良弓収まるのたとえを引き、彼....
「近藤勇と科学」より 著者:直木三十五
った。 勇は、後方に繋いであった馬の所へ行って、手綱を解いていた。丁度その時、
谷干城《たにかんじょう》と、片岡健吉とが、先頭に刀を振って、走出してきた所であっ....
「随筆 寄席風俗」より 著者:正岡容
加藤清正蔚山に籠る」と書いてくれと言う。よしよしとそう書いてやったら、その次へ「
谷干城熊本城へ籠る」と書いてくれと言う。また書いてやったら、今度はそのあとへ「本....
「春心」より 著者:田中貢太郎
井息軒の門にいたのだ、西郷さんの戦に、熊本城に立て籠って、薩摩の大軍をくいとめた
谷干城さんも、安井の門にいたのだ、私は運が悪くて、こんなことになっちまったのだが....