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豆撒き
「豆撒き〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
豆撒きの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
会で、東京から人を呼んで説教会がある。府郡の技師が来て、農事講習会がある。節分は
豆撒き。七日が七草。十一日が倉開き。十四日が左義長。古風にやる家も、手軽でやらぬ....
「道徳の観念」より 著者:戸坂潤
くなったりするのは、他の必要からではないので、正に之は善之は悪という風に、節分の
豆撒き式の処置を取ろうという心がけからなのである。常識のこの安易な心がけが、道徳....
「鬼を追い払う夜」より 著者:折口信夫
月四日に当るのです。これは家々ですることですが、又社や寺でも、特別に人を選んで、
豆撒き役を勤めさせます。 又豆を年の数だけとって喰うこともあります。地方によっ....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
継しているのでした。何だか馬鹿らしく滑稽で私はお湯の中で笑い出したけれど、今年の
豆撒きにはイギリスとかアメリカの領事館か何かの人が裃《かみしも》を着て豆をまきに....
「四季とその折々」より 著者:黒島伝治
あいのある気持で、藁をそぐってかざりをして茅の箸で小豆粥を食べる。それがすむと、
豆撒きの節分を待つ。 四季折々の年中行事は、自然に接し、又その中へはいりこみ、....