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豊平
「豊平〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
豊平の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「星座」より 著者:有島武郎
の一つもない市街、それが札幌だ。手稲《ていね》藻巌《もいわ》の山波を西に負って、
豊平川を東にめぐらして、大きな原野の片隅に、その市街は植民地の首府というよりも、....
「生まれいずる悩み」より 著者:有島武郎
たのは、私がまだ札幌に住んでいるころだった。私の借りた家は札幌の町はずれを流れる
豊平川という川の右岸にあった。その家は堤の下の一町歩ほどもある大きなりんご園の中....
「喫煙癖」より 著者:佐左木俊郎
札幌の場末の街、
豊平を出た無蓋二輪の馬車が、北を指して走っている砂利道を、月寒の部落に向けてがた....
「望郷」より 著者:服部之総
ォード・キャンプというのが、川上のマコマナイ旧種羊場にある。そこから流す汚物が、
豊平《とよひら》川で水泳ぎする子供たちに有害という成績が出て、この夏、市から陳情....
「甘話休題」より 著者:古川緑波
アイスクリームを、うまいと思ったのは、大人になってから、北海道へ行った時、札幌の
豊平館で、量も、ふんだんに食った時だった。 中学時代。はじめて自分の、小遣いと....
「野草雑記・野鳥雑記」より 著者:柳田国男
ったと『啓蒙』には見えているが、現在もそうであるか否かを知らない。諏訪郡の一部|
豊平村などでは、オッカブロウノチンゴンバという長い名で呼んでいるというが、チンゴ....