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豊臣秀頼
「豊臣秀頼〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
豊臣秀頼の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
せながら、この坂の中程に立っていたと云うことを想像したい。 鎌倉の東慶寺には、
豊臣秀頼の忘れ形見という天秀尼の墓がある。かれとこれとは同じような運命を荷って生....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
字までも瞭々《りょうりょう》と見えるはずであったのに―― 二代将軍を父に持ち、
豊臣秀頼を夫として、大阪の城に死ぬべかりし身を坂崎出羽守に助けられ、功名の犠牲と....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
秀頼をよろしく頼むとさる人に宛てて細々《こまごま》と書いた自筆の消息状、並びに、
豊臣秀頼八歳の時の直筆《じきひつ》がお有りだそうだ、後学のために、ぜひ、それらは....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
ともあるんだそうですが、大徳寺は、たった三日いたきりで飛びだしてしまい、その後、
豊臣秀頼さまだの、浅野|幸長さまだの、細川忠興さまだの、なお公卿方では烏丸光広さ....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
との泰平とは誰も信じないのである。江戸城に二代将軍がすわっても、大坂城にはまだ、
豊臣秀頼が健在だった。――健在であるばかりでなく、諸侯はまだそこへも伺候している....