豌豆豆[語句情報] » 豌豆豆

「豌豆豆〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

豌豆豆の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
模倣と独立」より 著者:夏目漱石
あすこ》に教場に先生の机がある。先ず私たちは時間の合間《あいま》合間に砂糖わりの豌豆豆《えんどうまめ》を買って来て教場の中で食べる。その豌豆豆が残るとその残った....
沼夫人」より 著者:泉鏡花
誰の発議だったか、小児が、あの手遊のバケツを振提げると、近所の八百屋へ交渉して、豌豆豆を二三合……お三どんが風呂敷で提げたもんです。磯へ出ると、砂を穿って小さく....
悪夢」より 著者:豊島与志雄
の見馴れない室に、ぽつりと投り出された自分自身だった。やがて彼女が鮨の皿と銚子と豌豆豆の小皿とを運んできても、私はやはり寝そべったまま身を起そうともしなかった。....
二等車に乗る男」より 著者:豊島与志雄
れど……あなたはこれからよそにいらっしゃるんだから……。」 「なに構わないよ。」豌豆豆と果物とビール、それだけのものが淋しく置かれた冷い卓子《テーブル》を挾んで....