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豪放磊落
「豪放磊落〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
豪放磊落の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「オリンポスの果実」より 著者:田中英光
の練習が済むと、B甲板《かんぱん》に、全員集合を命ぜられました。役員のひとりで、
豪放磊落《ごうほうらいらく》なG博士が肩幅《かたはば》の広い身体《からだ》をゆす....
「血液型殺人事件」より 著者:甲賀三郎
三月何となく物を恐れる風があった事だった。 一体毛沼博士は、外科の教授に在勝な
豪放磊落な所があって、酒豪ではあるし、講義もキビキビしていて、五十二歳とは思えな....
「佳日」より 著者:太宰治
れた結婚式は、三百組を越えたという。大隅君には、礼服が無かった。けれども、かれは
豪放磊落を装い、かまわんかまわんと言って背広服で料理屋に乗込んだものの、玄関でも....
「三人の師」より 著者:上村松園
風は百年先生と全然ちがっていた。 画学校時代の松年先生は、ほかの先生方と違って
豪放磊落なやりかたで、学校でも他の先生方といくぶん意見が合わなかったのらしい。 ....
「三国志」より 著者:吉川英治
ぎり、もう村夫子は廃業したはずじゃないか。お互いに軍人だ。これからは天空海闊に、
豪放磊落に、武人らしく交際おうぜ。なあ長兄」 と、劉備へも、すぐ馴々といって、....
「三国志」より 著者:吉川英治
た。いつもの張飛とは別人のようだからである。元気もない。ニコともしない。――あの
豪放磊落な男がしおれ返って、自分の前に頭を下げているではないか。 「おい、どうし....