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「豪雄〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

豪雄の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
運命」より 著者:幸田露伴
能、平安等、驍将無きにあらずと雖も、景隆凡器にして将材にあらず。燕王父子、天縦の豪雄に加うるに、張玉、朱能、丘福等の勇烈を以てす。北軍の克ち、南軍の潰ゆる、まこ....
平馬と鶯」より 著者:林不忘
の鶯の宿にとどけられた。 そのお礼として千草は平馬に、いつかの鶯を呈したので、豪雄平馬、二羽の鶯を大事に飼うことになった。 この鶯の啼き交わす長閑《のどか》....
三甚内」より 著者:国枝史郎
気味の悪いお米の笑い声が、すぐその後から追っかけて、こう座敷へ響き渡った時には、豪雄の勾坂甚内さえ何がなしにゾッと戦かれたのである。 夜が更け酒肴が徹せられた....
沙漠の古都」より 著者:国枝史郎
んで森然と静まり湛えている。 私達は互いに眼を見合わせ一言も物を云わなかった。豪雄のラシイヌ探偵さえ空しく湖水を眺めるばかりで、陽に焼けて黒いその顔には驚異の....
三国志」より 著者:吉川英治
を立てて以来初めて巡り合った機会といわねばなるまい。 とはいえ、呂布は名だたる豪雄である。やすやすと討てるわけはない。 両雄は実に火華をちらして戦った。丈八....
三国志」より 著者:吉川英治
い「我れ」なることを知っていた。――広茫無限な大自然の偉力に対して、さしもの英傑豪雄の徒も人間の小ささを、父祖代々生れながらに、知りぬいていた。 例えば。 ....
三国志」より 著者:吉川英治
。 孔明は、あっさり話した。葭萌関へ新たにかかって来た敵は馬超という西涼第一の豪雄である。 関羽ならでは、よくその馬超に敵し得まい。故に、ご辺と代ってもらお....
三国志」より 著者:吉川英治
」 と訴えたが、郭淮は、 「麒麟も老ゆれば、駑馬というではないか、そのむかしの豪雄とて何ほどのことがあるものか」 と、強って、それに当らせた。 道の左右は....