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「貅〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

貅の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
運命」より 著者:幸田露伴
り誅戮に当る。然るに是の如きの令を出征の将士に下す。これ適以て軍旅の鋭を殺ぎ、貔の胆を小にするに過ぎざるのみ、智なりという可からず。燕王と戦うに及びて、官軍時....
五色温泉スキー日記」より 著者:板倉勝宣
にまたがるごとく落着きはらって滑走する。あれでせきばらいでもされたなら何千万の貔といえども道を開けるに違いない。板倉の滑り方はなかなかうまいもんだ。うそじゃな....
ドレフュー大疑獄とエミール・ゾーラ」より 著者:幸徳秋水
法衙の苟も為さざる所也。普通民法刑法の苟も許さざる所也。 而も赳々たる幾万の豼、一個の進んでドレフューの為めに、其寃を鳴し以って再審を促す者あらざりき。皆曰....
三国志」より 著者:吉川英治
高ウシテ帝畿壮ナリ 水明ラカニ山秀イデ光輝ヲ競ウ 三千ノ剣佩黄道ヲ趨リ 百万ノ貔ハ紫微ニ現ズ と朗々吟じた。 曹操は、大いに興じて、特に秘愛の杯に酒をつぎ....
三国志」より 著者:吉川英治
帝三顧ノ恩ヲウケ、孤子ヲ託スルノ重キヲ被ル。是ニヨリテ、不才、犬馬ノ労ヲ尽シ、貔ノ大軍ヲ領シテハ、六度、祁山ノ陣ニ出ヅ。ソレ臣ノ希ウトコロ、唯誓ッテ反国ノ逆ヲ....
私本太平記」より 著者:吉川英治
幣をかつぐ尊氏でなかったことは、これまたいうまでもないことである。 血に狂う豼数万の大将として、尊氏が慎重でないわけはない。おそらくは、いまや動顛狼狽の極に....
私本太平記」より 著者:吉川英治
ろうか。 しかし、暴兵化した暴兵にもまた一種の強さはある。 顕家はよくその豼(中国で昔、飼い馴らして戦陣に使ったという猛獣)を上手に用いたらしい。和泉、河....