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「貞光〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

貞光の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
大菩薩峠」より 著者:中里介山
が、それなんだそうでございます。今はそこには人家はございませんが、そこが、碓氷の貞光《さだみつ》の屋敷跡だといって伝えられてるところでございます」 がんりきの....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
。 「こんにちは」 権現の前の石段を一息に走せ下ったところは、碓氷《うすい》の貞光《さだみつ》の力餅です。 「先生はどうしたい、先生は――」 そのまるい眼を....
金太郎」より 著者:楠山正雄
お侍になれるといいなあ。」 と言いました。 このきこりと見せたのはじつは碓井貞光といって、その時分日本一のえらい大将で名高い源頼光の家来でした。そして御主人....
大江山」より 著者:楠山正雄
一 むかし源頼光という大将がありました。その家来に渡辺綱、卜部季武、碓井貞光、坂田公時という四|人の強い武士がいました。これが名高い、「頼光の四|天王」....
羅生門」より 著者:楠山正雄
、ふと保昌が、 「このごろ羅生門に鬼が出るそうだ。」 といい出しました。すると貞光も、 「おれもそんなうわさをきいた。」 といいました。 「それはほんとうか....
活人形」より 著者:泉鏡花
といえば土蜘蛛に縁あり。さしずめ我等は綱、金時、得右衛門の頼光を中央にして、殿に貞光季武、それ押出せと五人にて、棍棒、鎌など得物を携え、鉢巻しめて動揺めくは、田....
鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
道。途中、お十夜の用で、川島に一日あまり費やしたにしても、かれらの一行は、やがて貞光口から塵表の巨山を仰いでいるに違いない。 かれは北、これは南、かれは表道か....
大岡越前」より 著者:吉川英治
って以来、若衆の素性は、この界隈でかくれないものとなった。紀州大納言|頼宣の孫、貞光の第三男、まだ一介の部屋住みだが、越前|丹生の地に三万石を領して、近年、将軍....