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貞宗
「貞宗〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
貞宗の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「業平文治漂流奇談」より 著者:三遊亭円朝
ございますが金目貫《きんめぬき》が光りますから抜いて見ると、彦四郎《ひこしろう》
貞宗《さだむね》。 蟠「なか/\良さそうだ」 と云いながらそれを差しまして後....
「真田幸村」より 著者:菊池寛
光云うべくもあらず。脇差も亦然り。とてもの事にと、中子を見ると、刀は正宗、脇差は
貞宗であった。唯者ならずと若武士ども騒いでいる所へ、治長帰って来て、真田であるこ....
「赤格子九郎右衛門」より 著者:国枝史郎
刀、天晴業物でござりましょうな?」と、意外な事を訊いたものです。 「双方共彦四郎
貞宗の作、日本刀での名刀でござる」 「如何でござろう、その名刀を、お揮い下さるこ....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
ろだと思う。 しかし問題は二条派を代表させた頓阿の側にもある。頓阿は俗に二階堂
貞宗という人の法名というが、この人の系図はあまりあてにならぬ。(頓阿については、....
「粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)」より 著者:三遊亭円朝
が、これは父様が御先祖さまから譲られた品だから、貧乏してもこればかりは放せねえ、
貞宗とか何とかいう脇差だって、大切にしていたから、父さまが死んで以後出さねえもん....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
頼隆、おかしいぞ」 「どうしたのでしょう。約束の少弐(筑後守貞経)や大友(近江守
貞宗)のうごきはどこにも見えません」 「よも違約はあるまいが、念のため、使いを待....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
」と。 そこへ、さらに。 四日ほどおいてである。 守護の官軍、小笠原信濃守
貞宗から、こう決断所へ急達してきた。 「――賊は燎原の火の勢いです。あるいは、木....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
た。 それを、たれかといえば、 少弐ノ入道|妙恵(貞経) 大友ノ入道|具簡
貞宗 の二人である。 以来、菊池党として、これこそ深い恨みでないはずはない。....
「随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
占め、その浦上が亡ぶと浮田家の所領に移り、浮田家の支配下として新免伊賀守|貞重、
貞宗、宗貫と三代の居城になって来たわけである。 新免家三代の在城期間は、明応二....