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「貞柳〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

貞柳の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
傾城買虎之巻」より 著者:直木三十五
、これを事実らしくする為に持出してきた友人が、鯛屋《たいや》大和《やまと》、号を貞柳という狂歌の名人である。上本町五丁目の寺に墓があるが、この人を引張り出してき....
江戸芸術論」より 著者:永井荷風
俳諧は正風体の刷新によりてますます世の迎ふる所となりしが、狂歌は卜養《ぼくよう》貞柳《ていりゅう》未得《みとく》らの以後その吟咏に工《たく》みなるものなかりしが....
べんがら炬燵」より 著者:吉川英治
、たった一足の将監橋の裏長屋に、十郎左を、目の中に入れるほど可愛がって育てた母の貞柳が、ひとりで住んでいるのを、内蔵助は、知っていたのである。――非番の日に、そ....