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「貞烈〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

貞烈の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
愛卿伝」より 著者:田中貢太郎
に生れかえっております」 「お前は、何故、いつまでもそうしておる」 「私は、私の貞烈のために、無錫の宋という家へ、男の子となって生れることになっておりますが、あ....
法窓夜話」より 著者:穂積陳重
っておって、一方においては婦女子の謙徳を現わし、他方においては凛乎《りんこ》たる貞烈の思想を示すものである。夫人は、夫オースチンが多年その心血を傾注した著作が、....
暗黒公使」より 著者:夢野久作
者は嘸かし自烈たいであろう。私もうんざりしてしまった。しかし一人の絶世の美人が、貞烈無比になるか、極悪無道になるか、絞首台に登るか登らぬかの境目だから、今一度辛....
祭日ならざる日々」より 著者:宮本百合子
の目標を、酒、煙草、絹の衣類においてこれまで教えられて来た。乃木夫人、東郷夫人の貞烈と節倹とは、これらの上流夫人が身を持するにかたく、常に木綿の衣類で通していら....
三国志」より 著者:吉川英治
を楽しんでください」と、禄地を添えて、郷里の家へ帰した。 江東の人々は、徐氏の貞烈をたたえて、 「呉の名花だ」と、語りつたえ、史冊にまで名を書きとどめた。 ....