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貞門
「貞門〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
貞門の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「俳諧の本質的概論」より 著者:寺田寅彦
雅と滑稽、貴族的なものと平民的なものとの不規則に週期的な消長角逐があった。それが
貞門談林を経て芭蕉という一つの大きな淵に合流し融合した観がある。この合流点を通っ....
「芭蕉について」より 著者:宮本百合子
の欲求にその地盤をおいた文学であった。談林派の俳諧というものは、その先達であった
貞門と同じように俳諧を滑稽の文学と見ており、談林は詩型のリズムに自由を求めると共....
「江戸芸術論」より 著者:永井荷風
)、五雲亭貞秀《ごうんていさだひで》、豊原国周《とよはらくにちか》(国周は二代国
貞門人)らあり。国芳の門下には芳虎《よしとら》芳年《よしとし》芳宗《よしむね》芳....
「木綿以前の事」より 著者:柳田国男
絵などの発達の経路も或る点までは是とほぼ併行している。当初|稚なくしてまた上品な
貞門の俳諧を突破して、梅翁一派の豪胆なる悪謔が進出した際には、誰しも鳥羽僧正の画....