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負け犬
「負け犬〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
負け犬の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ジロリの女」より 著者:坂口安吾
で、気のきいたところをピリリとひとつ、それだけのユトリがあらばこそ、尻尾をまいた
負け犬よりもショボ/\と、その哀れさ。 それでも廊下を通り玄関へきた時には、急....
「梟雄」より 著者:坂口安吾
とよばれて天下の精強をうたわれている彼の部下は充実しつつあるばかりだ。 信秀が
負け犬の遠吠えのように美濃の城下を遠まきに野荒しをやって逃げたのも笑止であるが、....
「安吾巷談」より 著者:坂口安吾
いなどと国民を説得しようと計画したところで、どうにもならない。 一喝にあうや、
負け犬のように尻ッポを垂れて、降参したではないか。下部の批判に白い目をむく者のみ....
「我が人生観」より 著者:坂口安吾
ガンバレ。負けるな。 トマサンみたいに自殺するのが、結局、負けるということだ。
負け犬はそッと埋めてやればいいものを、お通夜の枕元で酔っぱらってハップンする旦那....
「安吾人生案内」より 著者:坂口安吾
立つとは筋の通らぬ話ではないが、犬の取柄や役割は走ることではありませんな。喧嘩の
負け犬は逃げ足の必要があるが、猟犬、番犬、牧羊犬、警察犬、盲導犬、愛玩犬のどの素....