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貧す
「貧す〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
貧すの前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「競馬」より 著者:犬田卯
を確かめると彼はその紙幣をくしゃくしゃのまま引出して煙草入のかますへ押し込んだ。
貧すれば貪する! それは実際だった。地道にやっていたのでは一円の小遣銭をかせぎ出....
「貧乏」より 著者:幸田露伴
になりたるのみ。 男なお語をつづけて、 「それともこう云っちゃあ少しウヌだが、
貧すりゃ鈍になったように自分でせえおもうこのおれを捨ててくれねえけりゃア、真の事....
「新釈諸国噺」より 著者:太宰治
若旦那だとかいう話だ、田舎者だって何だって金持ちなら結構、この縁談は悪くない、と
貧すれば貪すの例にもれず少からず心が動いて、その日はお使者に大いに愛嬌を振りまき....
「囚われ人」より 著者:豊島与志雄
慾心さ。さもしいものだ。きっとお前さんたち、昔と違って、貧乏になったんだろうね。
貧すれば貪するさ。でも、自分の分限を知らなければいけないよ。のさばるのはまあよい....
「生前身後の事」より 著者:中里介山
後の出版史に陰に陽に動揺を与えることと思う、神田君が、たとえ窮余とは云いながら、
貧すれば鈍するという行き方に出でず、誠意を打ち割ってさえ呉れたなら斯ういう結果に....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
に金の皿を餽《おく》るものか、犬が人に遣った物の代金を我が受けらりょうか、いかに
貧すれば鈍するとて上帝に誓うて爪の端も汝よりは受けられぬ。速やかに健康安全で汝が....
「文学の大衆化論について」より 著者:宮本百合子
からの答えを求めたいと思う。浮世の辛酸をなめ、民衆としての苦労をした人々を、所謂
貧すれば鈍する的事情から立たしめて、その辛酸と労苦との社会的意義を自覚させたのは....
「雁」より 著者:森鴎外
が、わたしはお玉が可哀さに、そっけもなくことわった。それまでにして育てたお玉を、
貧すれば鈍するとやら云うわけで、飛んだ不実な男の慰物にせられたのが、悔やしくて悔....
「近世快人伝」より 著者:夢野久作
ライ事を考えたもんだ。 これには流石の頭山満もチョイト本気になったらしい。俺も
貧すれば鈍するでスッカリ共鳴してしまって技師を派遣する費用の調達を引受ける事にな....