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「貧乏物語〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

貧乏物語の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
大菩薩峠」より 著者:中里介山
があるなどとは夢にも思われない。かくて長安寺の裏山で、この変体な寒山と拾得とが、貧乏物語をはじめました。 三十八 諦善師が、道庵先生に語ると....
文学的自叙伝」より 著者:林芙美子
囲する速力、三木清《みききよし》氏の啓蒙文学論、河上肇《かわかみはじめ》氏の第二貧乏物語、ピリニヤークの狼の綻《おきて》などと云ったものは、書籍一冊も売りつくし....
読書遍歴」より 著者:三木清
ある大きな波の動きが私にもひしひし感じられた。京都はまだ比較的静かであったが、『貧乏物語』で有名になられた河上肇博士が次第に学生たちの注意を集めていた。 この....
木綿以前の事」より 著者:柳田国男
まに、置かれているということだけである。 政治上のいつでも大きな問題は、結局は貧乏物語に帰着する。貧の原因は複雑を極めていて、その根本の法則というものを、突詰....