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貧女
「貧女〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
貧女の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
犬告げて、われ門前の者の子に生まれるから弟子にされよと、やがてそのごとく生まれ、
貧女故捨てんとするを乞うて弟子としたが、長じて正直者ながら経を誦《よ》む事鈍かっ....
「風流仏」より 著者:幸田露伴
は忘れたように何とも云わず物思わしげなる珠運の腹聞ずとも知れてると万端|埒明け、
貧女を令嬢といわるゝように取計いたる後、先日の百両|突戻して、吾当世の道理は知ね....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
念し 諸親|眷族みな苦悩す すでに生れて草上に堕つれば 父母、欣び限りなく 猶、
貧女の如意珠を得たるが如し 初めはふざけていた彼らも、次第に意味が酌めて来ると....