貫主[語句情報] » 貫主

「貫主〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

貫主の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
水の御三家が並々ならぬ信仰を寄せているゆえ、将軍家自らが令してこれに法格を与え、貫主は即ち十万石の格式、各支院の院主は五万石の格式を与えられているところから、納....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
じ》の食堂に留守番をしている七十を越えた老爺《おやじ》のことであります。一月寺の貫主《かんす》は年のうち大抵、江戸の出張所に住んでいる。院代《いんだい》がいるに....
新西遊記」より 著者:久生十蘭
》がラマ新教に帰依し、パスパという僧に西蔵の統治を委任したのがはじまりで、代々の貫主が枢機にあずかっていた。その後、五世貫主は政教を統一して大僧正と国王を兼ねる....
自作肖像漫談」より 著者:高村光太郎
しまうような事も少くなかった。松方正義老公の銀像、大倉喜八郎男夫妻の坐像、法隆寺貫主の坐像などが記憶にのこっている。松方老公のは助手として父に伴いていって三田の....
恐怖の季節」より 著者:三好十郎
イント・オヴ・ヴュウ)の置きかたに示されている。つまり、この作者はホントは終始一貫主人公小畑耕二の視点に立って(小畑を「私」として)書きたく思ったか、または書か....