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貫通銃創
「貫通銃創〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
貫通銃創の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「深夜の市長」より 著者:海野十三
音をさせながら、傷の手当に取懸った。 「……ああ、川田さん……でしたネ。傷は勿論
貫通銃創で、弾丸は外へ抜けています。川田さんは天下一の幸運児ですよ。ピストルの弾....
「蠅男」より 著者:海野十三
守邸に、焼ける白骨屍体を発見したあの日、何者かの射つ機関銃のために、彼帆村は肩に
貫通銃創をうけたではないか。だから機関銃と聞けば、ために全身の血が俄かに逆流する....
「戦場」より 著者:夢野久作
質問しはじめた。 「この傷はドウ思うね……クラデル君……」 「……ハ……右手掌、
貫通銃創であります」 「普通の
貫通銃創と違ったところはないかね」 「銃創の周囲に....
「氷河」より 著者:黒島伝治
みつけられている、多分その片脚は切断しなければなるまい、それが福地だった。大腿の
貫通銃創だ。 「看護長殿、大西、なんぼ貰えます?」 「踵を一寸やられた位で呉れる....
「廃墟(一幕)」より 著者:三好十郎
その後? もう痛まないかね? 清水 ……(表情も動かさぬ) 柴田 胸にも、たしか
貫通銃創を受けていたね? そっちの方は、もうスッカリ――? 清水 ……(平然とし....
「肌の匂い」より 著者:三好十郎
りまして、それが以前から僕と染子の關係を知つていたのです。 僕はあの晩、肩先に
貫通銃創を受け、腿をナイフでやられました。
貫通銃創の方は、なんのことはありません....