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責め苛
「責め苛〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
責め苛の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「消えた霊媒女」より 著者:大倉燁子
事、すべてを知って頂きたかった。恐ろしいこの秘密は、私の体をこんなにまで疲らせ、
責め苛んでもなお足らず、生命までも奪おうとしています。悩み通してきた二年間のこの....
「老妓抄」より 著者:岡本かの子
行くように見える。若さを嫉妬《しっと》して、老いが狡猾《こうかつ》な方法で巧みに
責め苛《さいな》んでいるようにさえ見える。 若い芸妓たちは、とうとう髪を振り乱....
「黄鳥の嘆き」より 著者:甲賀三郎
うか。人間の世界では、それは断じて許すべからざることだ。それはすべての関係者を、
責め苛み、地獄に落すものだ! 野村君、僕は一体どうしたらいゝのだろうか。叔父が....
「狂乱」より 著者:近松秋江
と、自分の愚かしさを咎めつつも、やっぱり思いきることが出来ず、その愚かしい煩悩に
責め苛まれる思いをしながら、うかうかと道を歩いていた。 そこから祇園町の一郭を....
「黒髪」より 著者:近松秋江
は、しまいには本当に自分の物になるのか知らん。いつまでこんな不安な悩ましい思いに
責め苛まされていなければならぬのであろう。もういつまでもこんな苦しい思いをさせら....
「霜凍る宵」より 著者:近松秋江
たのである。また私自身にしても、そんなことを思ってみるさえ堪えられない焦躁しさに
責め苛まれるので、そんな悩ましい欝懐をばなるべくそのままそっと脇へ押しやっておく....
「彼が殺したか」より 著者:浜尾四郎
て破られた。 「一郎さん、あなた馬鹿ね。ほんとうに、ほほほほ」 両手を縛られ、
責め苛まれていた道子が発したこの奇怪な一言は、俺の為に天地を覆《くつがえ》らした....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
あの、女のさけび声。
あれは、狂暴丹下左膳が、離室《はなれ》で櫛まきお藤を
責め苛《さいな》んでいるのだという。
そう聞けば、おさよにも思いあたる節《ふし....
「二十歳のエチュード」より 著者:原口統三
夢を氷らせ、やがて亡ぼしてしまう。 *15 僕は、自分の中の夢想児を
責め苛《さいな》んだ。つまり、窓を破壊したのだ。しかも僕の元来の綽名《あだな》は....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
やです」 お通は動くまいとする。 堂の裏手にひきすえられて、先刻から又八に、
責め苛まれていた彼女だった。 縛められている両手がきくものならば、及ばぬまでも....