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責る
「責る〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
責るの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「風流仏」より 著者:幸田露伴
是縁 上 種子一粒が雨露に養わる 自分|妾狂しながら息子の傾城買を
責る人心、あさましき中にも道理ありて、七の所業|誰憎まぬ者なければ、酒|呑で居て....
「海神別荘」より 著者:泉鏡花
か。なぜ、それが情愛なんです。 美女 はい。……(恥じて首低る。) 公子 貴女を
責るのではない。よしそれが人間の情愛なれば情愛で可い、私とは何の係わりもないから....
「女大学評論」より 著者:福沢諭吉
ども、男女共に犯す可らざる不徳を書並べ、男女共に守る可き徳義を示して、女ばかりを
責るとは可笑《おか》しからずや。犬の人に※付《かみつ》きて却て夜を守らざるは、悪....
「六号室」より 著者:瀬沼夏葉
』 『いや貴方は。困ったな、まあお聞きなさい。』と、院長は寐台の傍の腰掛に掛けて
責るがように首を振る。 『しかし仮りに貴方の云う所が真実として、私が警察から廻さ....