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責任者
「責任者〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
責任者の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「片信」より 著者:有島武郎
らかに第四階級のそれではない。ブルジョアの勢いが失墜して、第四階級者が人間生活の
責任者として自覚してきた場合に、クロポトキン、マルクス、レーニンらの思想が、その....
「柿色の紙風船」より 著者:海野十三
ままとすれば、患者がどこへ行ったかが判らなければ駄目だった。 病院の一室では、
責任者たちの緊急会議が開かれた。結局原因は、ラジウムを盗むつもりでやって来たのだ....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
た。 しかしそうなると、どっと感傷が湧き出るとともに、さらになお、何かの誤りが
責任者の私になきやと反省され、完全に朗かにはなりきれなかった。 この夜も、よく....
「少年探偵長」より 著者:海野十三
ばりつけてあるわけだ。当人があばれん坊だからしばりつけてあるわけではない。以上、
責任者として御注意しておきます」 と、机博士は手を振り足を動かし、ひびのはいっ....
「千早館の迷路」より 著者:海野十三
た。 「あの事件のときの婦人探偵の一致した『否』という答申を侯爵家に報告したのは
責任者の私だったんです。それでお分りでしょう。しかしあのときの田鶴子さんに対する....
「什器破壊業事件」より 著者:海野十三
「あんた、なんか業病があるんじゃない。だって指先に一向力がはいらないじゃないの」
責任者のお紋というのに、光枝はたっぷり皮肉をいわれた。 「病気なんてありませんけ....
「火星兵団」より 著者:海野十三
ついて考えこんでいる。
課長からの電話だと思って、千二少年を出してやった掛りの
責任者は、すっかりおそれ入ってしまって、これまた石像のように固くなって、突立って....
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
の仕様書はすぐ集ったが、試験表の方がなかなか揃わない。それに手間どって、試験部の
責任者を呶鳴りつけたりしているうちに、時間はどんどん廻って、二三十分かかってしま....
「流線間諜」より 著者:海野十三
る。密偵団が死力をつくして燐寸の棒の奪還をはかったわけもわかる。死の制裁をもって
責任者を処罰したわけもわかる。それにしてもうまいところへ隠しインキの現像薬を隠し....
「霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
配して、任意に口を動かし、又任意に物を視せるのであります。従ってこの物語の第一の
責任者はむしろ右の小櫻姫かも知れないのであります。 つまるところ、本書は小櫻姫....
「戦争責任者の問題」より 著者:伊丹万作
最近、自由映画人連盟の人たちが映画界の戦争
責任者を指摘し、その追放を主張しており、主唱者の中には私の名前もまじつているとい....
「式部小路」より 著者:泉鏡花
山河内定子は、今現に、山の井医学士の令夫人だ。竹永さん。 私は蔭ながら、大なる
責任者だ。 私が愛吉ならきっと行る、愛吉ならずとも、こりゃきっと行らねばならん....
「金山揷話」より 著者:大鹿卓
がこの旅行を思い立ったとき、まず脳裡に浮んだのは、旧友森山の事だった。森山は自ら
責任者として、オホーツク海の見える辺陲の山奥で創業の事にあたっている筈だった。私....
「私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
東京から憲兵が一人私を尾行してきた。皮肉なことに村長をしていた父が徴兵検査の執行
責任者だった。先の島流しといいこんどの監視つきといい、父もよほど困ったらしい。村....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
するリエージュの要塞がある。リエージュは欧州大戦で比較的簡単に(それもこの計画の
責任者とも云うべきルーデンドルフが偶然この攻撃に参加した事が有力な原因である)陥....