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「責罰〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

責罰の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
押絵の奇蹟」より 著者:夢野久作
る能《あた》わず、疾《と》く疾くこの児を抱きて親里に立ち去れ。而《しか》して余の責罰の如何に寛大なるかを思い知れ」 とぞ罵《ののし》りける。然るにこれに対して....
笑う唖女」より 著者:夢野久作
の怖ろしい誘惑から逃れようとするかのように、又は、それが当然、意志の薄弱な彼が、責罰として受けねばならぬ苦行であるかのように、袷衣《あわせぎぬ》一枚の全身にチク....
支倉事件」より 著者:甲賀三郎
尾島氏に余り面倒見て貰い過ぎ、聖書会社へ迷惑を掛けました神より自分に降した相当の責罰には、自分は今度冤罪の下に斃れなければならぬ道行となりましたものと思います。....
瓶詰地獄」より 著者:夢野久作
ました。 二人は互いに、こうした二人の心をハッキリと知り合っていながら、神様の責罰を恐れて、口に出し得ずにいるのでした。万一、そんな事をし出かしたアトで、救い....
鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
無くて済んだ。而して、過激派の建議は大体採用さるることになって、当局者はそれぞれ責罰を蒙った。即ち、家老の奥平山城、奉行の近藤弥一右衛門、大島へ内使に立った代官....