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貴国
「貴国〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
貴国の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「神社合祀に関する意見」より 著者:南方熊楠
の紊《みだ》れたるは救う日もあるべし。国民の気質が崩れては収拾し得べからず。われ
貴国のために深くこれを惜しむ、とあり。岡目八目《おかめはちもく》で言いたいままの....
「安重根」より 著者:谷譲次
御許可を得て視察の途に上ると、たまたま自分のかねて尊敬|措く能わざる大政治家たる
貴国大蔵大臣が、東洋へお出ましになるということで、途もさして遠くはなしお眼にかか....
「鼻の表現」より 著者:夢野久作
難う」と云う商売人、又かと思ういやなお客に「ホントニお久し振りね」と云う芸者、「
貴国の軍備縮小に満腔の敬意を払う」と云う外交官、「とんだ御不幸で」と駈け付ける新....
「惜別」より 著者:太宰治
人と同じ鍋のめしを食っているというのは、君一個人の面目問題ばかりでなく、ひいては
貴国の体面にも傷をつける事になるから早く引越さなければいけない、と幾度も幾度も忠....
「二、〇〇〇年戦争」より 著者:海野十三
ンギン国の使臣から、そういっていただくのは、このうえもない喜びです。つつしんで、
貴国の大統領閣下へよろしく仰有ってください」 大使ゴールド女史は、スターベア大....
「独本土上陸作戦」より 著者:海野十三
出した作戦というのは、至極簡単明瞭である。それは、ドイツに対して『わがイギリスは
貴国を援助するぞ』と申入れれば、それでよろしいのじゃ」 「なんだ、それは。敵国ド....
「地底戦車の怪人」より 著者:海野十三
から、こんなところへ飛んでくるのは、なんでもありません。丁度地底戦車については、
貴国が世界一であるのと、似たようなものです。では、少将閣下、大和雪原の日章旗をど....
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
しい働きをするか、まず腰をぬかさないように見物していただきたいと申したい。しかし
貴国との共同作戦をきめるのは、試運転の時ではもう遅い。敵の日本艦隊は、かなわない....
「「沈黙」の話」より 著者:豊島与志雄
まわりに円を描くことによって、こう尋ねたのである。「もし我国の軍勢が征め寄せて、
貴国の王城を包囲したならば、如何なさる思召か。降服なさるか、それとも防戦なさるか....
「秀吉・家康二英雄の対南洋外交」より 著者:国枝史郎
「日本人、当国海岸に漂流し来たり、当国人を妄りに殺戮す」と申し来たに対し「凶徒は
貴国の法律に照して処罰されたし」と返書を与えたことから始まり、翌七年、又安南の大....
「数学史の研究に就きて」より 著者:三上義夫
留学した人である。しかるに去年の夏同君から贈られた書状には次の如く言う。 対於
貴国算学。※為門外漢。以前毫無研究。今得見大著。史料之豊富。考窮之精確。万分欽佩....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
らなくちゃあならん訳ですから、公然と申し込まずにただ「我が国の意向はこうだ、もし
貴国においてロシア政府とある約束を結んだ事が事実であり、これからなおますます親密....
「真の愛国心」より 著者:新渡戸稲造
だって某国人《ぼうこくじん》と談話を交えている間に、その人|曰《いわ》く、我国が
貴国に言語道断の態度を執《と》ったのは、決して国民の大多数の意志を表わしたもので....
「人格を認知せざる国民」より 著者:新渡戸稲造
るかドウかと疑うて返答をせずにいた。ところが暫らく立《たっ》てから、同じ人から、
貴国からの返事が遅いものだから、先《さ》きに出資を申出た富豪がモウ出資を見合せる....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
鋭い怒りを感じているものであります。(拍手)ここでわが党の参議院議員佐多忠隆君が
貴国を訪問して三原則、三措置、すなわち、(1)中日両国の正常な関係の回復をはばま....