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貴官
「貴官〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
貴官の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「恐怖の口笛」より 著者:海野十三
びだしていったんだろう」 「イヤ雁金検事どの」課長は改まった口調で呼びかけた。「
貴官はあの青竜王のことをたいへん信用していらっしゃるようですが、私はどうもそれが....
「蠅男」より 著者:海野十三
どうぞ安心しとくなはれ」 と大川主任は強く自信ありげな言葉でいった。 「じゃ、
貴官にくれぐれもお頼みしますよ」 そういって帆村は、主任の手をギュッと握った。....
「地獄の使者」より 著者:海野十三
して、葉巻を叩いて灰をぽんと絨毯の上に落とした。 「異なことを伺うもんだ。すると
貴官《あなた》がたは、私がクラブから脱けだしてこの邸へ帰って来て兄貴を殺した、そ....
「二、〇〇〇年戦争」より 著者:海野十三
であった。 「はあ、はあ、はあ」 Z軍団司令官は、ただもう恐れ入っている。 「
貴官を頼みにしていたばかりに、作戦計画は根柢から、ひっくりかえった。第一岬要塞が....
「地球要塞」より 著者:海野十三
の書面を出した。 “コノ者ニ伴ワレ、スグ来レ。鬼塚” 私は将校を見上げた。 「
貴官は、本物でしょうな」 「田島大佐です」 「しかし、第五列が猖獗《しょうけつ》....
「独本土上陸作戦」より 著者:海野十三
、素晴らしい新兵器だ。一人乗りの豆潜水艇のようだが……」 「将軍よ。これは初めて
貴官と会見した日、宿に帰ってすぐさま設計した渡洋潜波艇だ」 「ああ実に素晴らしい....
「四次元漂流」より 著者:海野十三
課長は部下を叱りつけた。 「いや、僕は総監室からこっちへきたものですからね、
貴官の部下には失策はないのですよ」 「総監だって誰だって、君をのこのこ、この部屋....
「火星兵団」より 著者:海野十三
した。そうして、それはまさに人類にとって一大事だ。それをしゃべって悪いと言われる
貴官の考えがわしにはわからん」
と、蟻田老博士は不満をうったえた。
「いや、そ....
「怪塔王」より 著者:海野十三
がはいってきました。 「本隊は、高度三千メートルをとりて、鹿島灘上に待機中なり、
貴官の命令あり次第、ただちに爆撃行動にうつる用意あり、隊長|松風大尉」 爆撃機....
「人造人間事件」より 著者:海野十三
たが、行方不明だということだったぞ」 と、雁金検事が、彼の肩を叩いた。 「いや
貴官がたが御存知ないうちに、うちの助手に殺人現場を教えとくのは失礼だと思いまして....
「東京要塞」より 著者:海野十三
すると、君は自国の機密建物を調べていることになって、大損をするよ」 「そうです。
貴官の仰有るとおりの疑問を、僕も持ちました。僕も実は最初からそれを考えていたんで....
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
用件でしたか。それは失礼しました。どうぞおっしゃってください」 「――実は、昨日
貴官からお話のあった英ソ両国間の協定のことですが、国の方へ相談してみたのです」 ....
「流線間諜」より 著者:海野十三
らないのです。しかし僕の推理は、そこに何か異状のあるのを教えるのです。大佐どの、
貴官にはそこに異状のあることがお分りになっているのですね」 「まあ、それは説明し....
「空襲警報」より 著者:海野十三
長、ミルレニエフ」 「おう、われ等が司令。破甲弾の投下準備は既に完了しあり」 「
貴官は東京湾上より北上して、まず品川駅を爆撃したる後、丸の内附近より上野駅附近に....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
に要求した。ところで次回にオットー中佐は契約書にサインを求めるから読んで見ると「
貴官と戦史を研究するがドイツの秘密をあばく事等をしない」と云うような事が書いてあ....