貴意[語句情報] »
貴意
「貴意〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
貴意の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
可くださらば今夕にも急々に式葬つかまつりたくそうろうあいだ、右おん許し願いたく、
貴意伺い上げそろ。頓首《とんしゅ》不宣。恒藤権右衛門家内より、近藤右門様おんもと....
「瓶詰地獄」より 著者:夢野久作
存じ、三個とも封瓶のまま、村費にて御送附|申上候間、何卒御落手|相願度、此段|得
貴意候 敬具 月 日 海洋研究所 御中 ◇第一の瓶の内容 ああ…....
「八ヶ嶽の魔神」より 著者:国枝史郎
るや、金一郎様の変死あり、何んとももって合点ゆかず、異様の感に打たれ候ものから、
貴意を得る次第に候が、白粉ようなる白粉につき、厳重なるお調べ願いたくいかがのもの....
「中庸」より 著者:坂口安吾
ませんか。よくも、あなた、何一ツ苦心したこともないくせに、云えたものですね」 「
貴意はよく分りました。御説の如くに書類を拝見して私の意見をのべましょうが、君はい....
「正雪の遺書」より 著者:国枝史郎
が、そこになければならない話です。それで私はその理由を、ここで披瀝いたしまして、
貴意を得る次第でございます。 さて、私の追想は、江戸牛込榎町に道場を開いたその....
「郷介法師」より 著者:国枝史郎
との事、願わくば随身仕り、犬馬の労を尽くしたく、そのため参上致しましてござるが、
貴意いかがにござりましょうや?」 これが若侍の口上であった。 「浮田の家来とあ....
「鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
であり)、日本の琴も間にあり。右学ばせ候はゞ可宜かなど考候。御考|承度、不取敢得
貴意度候。早々。 二月三日美静 森静男様 尚々皆様へ宜敷御....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
からしばしば書面を送って諫め、また私がチベットへ行く時に諫めたところが「いかにも
貴意を諒した。しかし今急に商売換えは出来ぬからおもむろに他の商売を見付けて必ず廃....
「読倫理教科書」より 著者:福沢諭吉
これあり》、別紙に認《したため》候。妄評御海恕|被下度《くだされたく》、此段、得
貴意《きいをえ》候也。 五月 日福沢諭吉 森文部大臣殿....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
そうか。退がってよい」 そのあとで、忠顕は、道誉へ言った。 「一議におよばず、
貴意に委すといって来た。これでよかろう」 「おかげで獄中におる多くの凡下どもの首....