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賀茂神社
「賀茂神社〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
賀茂神社の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
られて、山口藩和歌山藩等にお預けの身となったような境涯をも踏んで来ている。今度、
賀茂神社の少宮司に任ぜられて、これから西の方へ下る旅の途中にあるという。 半蔵....
「露の答」より 著者:坂口安吾
その一 加茂五郎兵衛の加茂は古い姓です。加茂の地名や
賀茂神社など諸国に見られ、之は上古に於ける加茂族の分布を示すもので、神代の頃加茂....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
は早くから文学の才をあらわした。今残っている最も早い歌は治承二年十七歳のとき、上
賀茂神社の歌合でよんだ三首である。定家十四のとき俊成は皇太后宮大夫を辞して、定家....
「随筆 新平家」より 著者:吉川英治
。 阿須那は古くから伯耆の大山市や豊後の浜の市と並び称された牛馬の市で、そこの
賀茂神社には、いけずきを繋いだカヤの木もあり、旧長州藩主の、いけずきを歌った和歌....
「日本の伝説」より 著者:柳田国男
片目の鮒がいるようになった。玉紐落と書いて、この社ではそれをふな 加賀の横山の
賀茂神社に於ても、昔まだ以前の土地にこのお社があった時に、神様が鮒の姿になって御....
「旃陀羅考」より 著者:喜田貞吉
いものとされておった。延喜式臨時祭の際に、 。 とある。これは鴨御祖社すなわち下
賀茂神社が、賀茂川の畔にあって、当時濫僧屠者の輩が、いわゆる河原者または小屋者と....
「賤民概説」より 著者:喜田貞吉
数は神社によって相違があって、石清水八幡宮がことに甚だしく、春日神社・稲荷神社・
賀茂神社など、またいずれも厳重にこれを禁じていた。それも時代によって相違があり、....
「濫僧考」より 著者:喜田貞吉
式」の規定が必要になったのだ。 我が国では神社に触穢を忌む習慣があった。ことに
賀茂神社にはこの禁忌がやかましかった。「延喜式」には賀茂斎院の忌詞とし、 打....
「濫僧考補遺」より 著者:喜田貞吉
山の坂の空地に小屋住まいをしていたものであったが、その身に穢れありと認められて、
賀茂神社付近の河原には、屠者とともに住居を禁じられていた。さればその犯罪処罰の場....