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賀茂祭
「賀茂祭〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
賀茂祭の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ほととぎす」より 著者:堀辰雄
小さいから――」と同じような返事ばかり繰り返させていた。それに丁度道綱がこんどの
賀茂祭の御祓《おはらい》には使者に立つ事になっていたので、何かとその支度をしてや....
「源氏物語」より 著者:紫式部
ったから、末摘花の醜さも比較して考えられることがなく済んだのであろうと思われる。
賀茂祭り、斎院の御禊《ごけい》などのあるころは、その用意の品という名義で諸方から....
「源氏物語」より 著者:紫式部
の恋はあのことがあって以来、ますますつのるばかりで、はげしい煩悶を日夜していた。
賀茂祭りの日などは見物に出る公達がおおぜいで来て誘い出そうとするのであったが、病....
「源氏物語」より 著者:紫式部
添えられてあった。お返事、 羽衣のうすきにかはる今日よりは空蝉の世ぞいとど悲しき
賀茂祭りの日につれづれで、 「今日は祭りの行列を見に出ようと思って世間ではだれも....
「エタに対する圧迫の沿革」より 著者:喜田貞吉
ろ平民よりも一層自由であったに相違ない。遠い平安朝の話ではあるが、「江談抄」に、
賀茂祭に立つ放免という非人が、綾羅を身に着けている事について問題の起った事がある....
「放免考」より 著者:喜田貞吉
の事にもあずかるが、主として非違の警戒罪人の追捕を任としたものである。したがって
賀茂祭の如き大祭には、その官人が勅使の行列の先頭に立って、非違警戒の任に当ったも....