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「資料〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
資料の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「生きている腸」より 著者:海野十三
るかしら。なあに死んでもいいや。とにかく世界の医学者に腰をぬかさせるくらいの論文
資料は、もう十分に集まっているからなあ) 彼は、入ロの鍵をはずした。 そして....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
istheness)はアリストテレスのために、紀元前二三〇〇年に亘るこの種の観測
資料を収集した。カルデアの僧侶たちは毎夜の星辰の位置とその光輝の強弱を粘土版に記....
「灰燼十万巻」より 著者:内田魯庵
新の発見報告であって、其発堀せる遺物の精巧なる写真数十葉は何れも皆東洋芸術の根本
資料として最も貴重なるものである。此の二つは必ずしも二度と得られないというもので....
「宇宙戦隊」より 著者:海野十三
かるに帆村荘六だけは、たいへんに真面目に、その話を聞いてくれ、そしてそれは貴重な
資料だとほめてくれるのである。そこで児玉法学士は、帆村荘六が好きになったが、その....
「霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
らず、素直に申述べることにいたします。それがいささかなりとも、現世の方々の研究の
資料ともなればと念じて居ります。何卒あまり過分の期待をかけず、お心安くおきき取り....
「霊訓」より 著者:浅野和三郎
。 最後に霊媒使用につきて霊達の苦心談、――これも正しく心霊学徒に取りて好参考
資料であることは、改めて贅説を要しないであろう。 第十章 進歩的啓示....
「亡び行く江戸趣味」より 著者:淡島寒月
大震災で世界の各地から蒐集した再び得がたい三千有余の珍らしい玩具や、江戸の貴重な
資料を全部焼失したが、別して惜しいとは思わない。虚心坦懐、去るものを追わず、来る....
「土俗玩具の話」より 著者:淡島寒月
る。されば玩具や人形は、単に無智なる幼少年の娯楽物に非ずして、考古学人類学の研究
資料とも見るべきものである。茲において我が地方的玩具の保護や製作を奨励する意味が....
「読書子に寄す」より 著者:岩波茂雄
ある書をきわめて簡易なる形式において逐次刊行し、あらゆる人間に須要なる生活向上の
資料、生活批判の原理を提供せんと欲する。この文庫は予約出版の方法を排したるがゆえ....
「阿Q正伝」より 著者:井上紅梅
が、こればかりは脱ぐわけには行かない。破れ袷が一枚あるが、これも人にやれば鞋底の
資料になっても、決してお金にはならない。彼は往来でお金を拾う予定で、とうから心掛....
「雷同性に富む現代女流画家」より 著者:上村松園
から出直したがいいと思います。しかして現代の婦人画家は模倣性が強くて少しも自己に
資料を求めるというような真摯な態度は少しもありません。それが絵のみならず雅号のよ....
「座右第一品」より 著者:上村松園
を縮図して居りました。それが集まったこの帳面なのです。立派に装釘された金目な参考
資料などは、一、二度翻えして見ては居ましても記憶にも止まっていないものもあります....
「二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
断案で、何かの茶咄のついでに一休は売僧、白隠は落語家、桃水和尚はモーズレーの研究
資料だと茶かした事があった。 結局書斎の研究ばかりでは満足出来ないで、学者の畑....
「私の履歴書」より 著者:井上貞治郎
かすほどの文才はない。一策を思いついた私は夜店の古本屋をあさって、五銭で「美文之
資料」という豆本を買ってきた。その中の文章でいいところを抜き出して組み合わせ、一....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
お受けすることになった。 かくて同年夏、会津の川上温泉に立て籠もり日本文の参考
資料に熱心に目を通した。もちろん泥縄式の甚だしいものであったが、講義の中心をなす....