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賈
「賈〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
賈の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「古代国語の音韻に就いて」より 著者:橋本進吉
寄気既貴癸・木城樹乙類 └〔濁音〕疑擬義宜 ┌〔清音〕祁計稽家奚鶏※谿渓啓価
賈結・異甲類 │〔濁音〕牙雅下夏霓 ケ┤ │〔清音〕気開既※概慨該階戒凱※居....
「運命」より 著者:幸田露伴
武帝の親子孫なり。然るに世を易うるの後は迭に兵を擁して、以て皇帝を危くせり。昔は
賈誼漢の文帝に勧めて、禍を未萌に防ぐの道を白せり。願わくば今|先ず諸王の都邑の制....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
交易を望み、中にもヨーロッパの学術工芸を習得したいと欲しているが、ただ自分らを商
賈に過ぎないとし、最下等の人民として軽んじているのである。おそらくこれは嫉妬と不....
「賈后と小吏」より 著者:田中貢太郎
のじゃない」 と、言って青年を縦して帰らした。問官は時の天子|孝恵皇帝の皇后|
賈后の親類の男であった。 これは晋の
賈后の逸話で、この話は早くから日本で翻案せ....
「緑衣人伝」より 著者:田中貢太郎
西湖|葛嶺の麓に住んでいる者であった。その隣になった荒廃した地所はもと宋の丞相|
賈秋壑が住んでいた所である。源は両親もない妻室もない独身者の物足りなさと物悩まし....
「西湖主」より 著者:田中貢太郎
陳弼教は幼な名を明允といっていた。燕の人であった。家が貧乏であったから、副将軍|
賈綰の秘書になっていた。ある時
賈に従って洞庭に舟がかりをしていると、たまたま大き....
「弟子」より 著者:中島敦
八 「ここに美玉あり。匱《ひつ》に※《おさ》めて蔵《かく》さんか。善
賈《ぜんか》を求めて沽《う》らんか。」と子貢が言った時、孔子は即座《そくざ》に、....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
こえた。息子は死んだというのである。(独醒雑志) 紅衣の尼僧 唐の宰相の
賈耽が朝よりしりぞいて自邸に帰ると、急に上東門の番卒を召して、厳重に言い渡した。....
「黒百合」より 著者:泉鏡花
富山で賑かなのは総曲輪という、大手先。城の外壕が残った水溜があって、片側町に小商
賈が軒を並べ、壕に沿っては昼夜交代に露店を出す。観世物小屋が、氷店に交っていて、....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
書見台をのぞいて、
「なんだ? なにを読みおる? うむ、旱雲賦《かんうんぷ》か。
賈誼《かぎ》の詩だな――はるかに白雲の蓬勃《ほうぼつ》たるを望めば……か、あはは....
「秦の出発」より 著者:豊島与志雄
随分と貧寒にはなったけれど、まだまだ莫大なものを埋蔵している。而もすべてに於て商
賈の市場で、金力の前には地下室がないのだ。但し、国際的性格のこの都市は、他国人に....
「明日」より 著者:井上紅梅
を書き終り、紙の上の字を一々指して説明した。 「この最初に書いてある保嬰活命丸は
賈家濟世老店より外にはありません」 單四嫂子は処方箋を受取って歩きながら考えた....
「巷の声」より 著者:永井荷風
を歩いていたようである。 その頃ロシヤのパンパンと呼んで山の手の町を売り歩く行
賈の声がわたくしには耳新しく聞きなされた。然しこれとても、東京の市街は広いので、....
「申訳」より 著者:永井荷風
ク僅ニ十年ニシテ全ク一変セリ。画人ハ背景ヲ描カンガタメニ俳優ノ鼻息ヲ窺ヒ文士ハ書
賈ノ前ニ膝ヲ屈シテ恬然タリ。余ヤ性狷介固陋世ニ処スルノ道ヲ知ラザルコト匹婦ヨリモ....
「志士と経済」より 著者:服部之総
の鉄物店に番頭と称して居ることになったがその後一年ばかり、本人手記によると、「商
賈《しょうこ》に変じ、陶朱公《とうしゅこう》たらんと欲し、屡々《しばしば》利貨を....