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賊兵
「賊兵〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
賊兵の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
黄いろい気が数丈の高さにのぼっているのを見た。 漢の末に赤眉の賊が起った時に、
賊兵は張良の墓をあばいたが、その死骸は発見されなかった。黄いろい石も行くえが知れ....
「碧蹄館の戦」より 著者:菊池寛
さて大敗を喫した李如松は開城に退いて明朝へ上奏文を送ったが、その中に曰く、 「
賊兵の都に在る者二十余万衆寡敵せず、且臣|病甚し、他人を以て其任に代えんことを請....
「古事記物語」より 著者:鈴木三重吉
を追っかけて、河内の国のある川の渡しのところまで追いつめて行きました。 すると
賊兵のあるものは、苦しまぎれにうんこが出て下ばかまを汚しました。 こちらの軍勢....
「石狩川」より 著者:本庄陸男
訴えによって、農民重助、亀太郎、土人ユウトル、又近、ユウノフらを指揮してくだんの
賊兵を逮捕せしに、あたかもまた之《これ》と時を同じくし、浜の倉庫をロ兵三名の破ら....
「三国志」より 著者:吉川英治
きたのならよいが――と劉備は、望みをつないだが、それは物見から帰ってきた二、三の
賊兵らしく、後は寂として、物音もなかった。 「母へ孝養を努めようとして、かえって....
「三国志」より 著者:吉川英治
が、壮士はいちはやくのしかかって、何儀を縛りあげてしまった。 何儀についていた
賊兵は、怖れおののいて皆、壮士の前に降参を誓った。壮士は、自分の手勢と降人を合わ....
「三国志」より 著者:吉川英治
、どこかへ移動してしまった。 宮廷では驚いて、その所在をさがすと、前に逃散した
賊兵を追いかけて行くと称しながら、楊奉、韓暹の二人が引率して大梁(河南省)の方面....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
四の早馬がまた、こう急を朝廷へ告げていう―― 「ときを合せて、加賀、能登、越中の
賊兵も、名越太郎時兼の麾下に、善光寺|平へ打って出て、ために土地の守護国司らの官....