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「賊心〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

賊心の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
政談月の鏡」より 著者:三遊亭円朝
浪士で両親共|逝去《なく》なって伯母の手許に厄介に成って居《お》ったが十四歳から賊心を発《おこ》して家出をなし長い間賊を働いて居ったが是まで知れずに居ったのだが....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
いたものですから、若干の草鞋銭なんぞは辞退しても、これをかっさらって行こうという賊心に駆《か》られたのも、また無理のないところがありましょう。それがすんなりと、....
黒百合」より 著者:泉鏡花
ず、この温泉の口の奥は驚くべき秘密を有して、滝太郎が富山において、随処その病的の賊心を恣にした盗品を順序よく並べてある。されば、お雪が情人に貢ぐために行商する四....