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「賛歌〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

賛歌の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
う時に用いた綽名《あだな》)と競争しようとの気まぐれを起こして、自分でもエジルの賛歌みたいなものを作って人に示したいんだろう。僕は容赦はしない。こう言ってやろう....
ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
、鼓動してる山嶽《さんがく》、歓喜してる空、人間の獅子《しし》、それらにたいする賛歌を彼は飲み込んだ。 彼がことに愛していた聖書中の面影の一つは、青年期のダヴ....
ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
否定してるものにたいする信仰や、世人が滅ぼさんとつとめてるものにたいする絶えざる賛歌などを、もし世人が知り得たら、世人はけっして君を許してはおかないだろう。君は....
ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
らの光栄が自分の光栄に結合するを当然だと思っていた。クリストフは、そのエジルへの賛歌の作者のほうがまだしも、自分のグラン・ジュールナルの保護者に比ぶれば、芸術に....
ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
からはなんらの声音も出なかったろうが、彼はそれに気づかなかった)――生にたいする賛歌を歌った。 眼に見えない管弦楽団が彼の歌に答えた。彼は考えた。 「どうして....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
な机の前で祭式を歌う。ある日一人の歌唱の長老が、エッケ(ここに)の語で初まってる賛歌を、エッケの代わりにド、シ、ソという三つの音符を大声に言って、その不注意のた....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
い、歓呼し罵詈《ばり》し、アレリュイアとマタンチュルリュレットと(訳者注 歓呼の賛歌とのろいの賛歌と)をあわせ用い、デ・プロフォンディスからシアンリまで(訳者注....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
《ひばり》が一つ、非常な高い所で歌っていて、その小さなものが無窮に向かって発する賛歌は広大無辺の空間を静めてるかのようであった。東の方にはヴァル・ド・グラース病....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
し、自分の幸福をはずかしがって身を隠し、破産者のように人を避ける様子とソロモンの賛歌のような歓喜とを一つにするという、あのイギリスふうの雅致は、まだフランスに行....